2013/10/31

10月の練習を振り返って

10月の月間走行距離は164kmでした。


なんとか3桁キロはキープ。今年はレースをたくさん入れて練習のモチベーションにしています。でも、今週末の10マイルレース走ったらもう次の予定ないので、どうしよう…。


練習内容を振り返ってみると・・・

|ョ・`ェ・) ジー



今月のレース/ポイント練習は、たった3つ。

あとはジョギング(うち坂道往復練習を2回ほどやったような)です。それからカウントしてないですけど、帰宅ランも何度か。

1回の練習の最大距離は12km台…。
30キロ走を10本とか走っていた7月に比べると、大分ぬるいですね。
まあ特に追い込む理由もないのでいいんですがw


10月は新たな試みとして、フォーム動画撮影をしてみました。あと記事にしてませんが今まで自重のきまぐれ補強だけだったのが、ウェイトトレーニングも取り入れてみました。あとプロテインも変えました。ドリルもちょっと試しています。そこらへんの話はまた後日…。


11月はレースが終わったら、閾値走かインターバルを最低週1でやりつつ、フォーム改善ができるといいな・・・と思ってます。

▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/30

【東アフリカ勢vs川内】ニューヨークシティマラソン2013の注目選手(中継情報あり)

今週末11/3はニューヨークシティマラソン(NYCM)!昨年はハリケーン・サンディにより突然の中止となり、2年ぶりの開催です。

レース後追記:NYCマラソン2013速報結果をアップしました。

概要

男子の目玉は、非公認コース・ボストンでの世界歴代1位2:03:02の記録を持つジョフリー・ムタイ。さらに、ツェガエ・ケベデが直前エントリーして面白いことになりました。彼は去年のシカゴマラソンでモソップの大会記録を塗り替える形で2:04:38で優勝。さらに、川内優輝、今井正人の2名も日本からエリート枠で出場します。

女子はキプラガトとPジェプトゥーの優勝候補に、日本から重友梨佐が勝負を挑みます。

NYCMは坂があるのでベルリンやシカゴと比べてタイムは出にくく、番狂わせもあるそうです。また今回ワールドマラソンメジャーズ(WMM)の2012-2013シーズンの締めくくりの大会であり、優勝がかかっている選手も多く、白熱しそうです。WMM優勝候補は男子はケベデとキプロティチ、女子はキプラガトとジェプトゥー。優勝賞金はNYCM6千万~1億円に加え、WMMが5千万円相当です。

市民ランナーも多く参加し、参加人数では2003年から9年連続世界最大規模でした。前回2年前は、参加人数2位のシカゴマラソンに1万人以上差をつける4万7千人近くが走っています。

ブログ村マラソンカテからは、私が拝見してる範囲だとリオさんRubber Side Downさんが市民ランナーとして出場されるようです。お二人とも、楽しんできてください!


NYCM2013ゴール写真 by @ingnycmarathon


レース情報・中継

レースは11/3 朝9時頃スタート(当日深夜にサマータイム終了で日本時間は夜11時頃~)。厳密には女子が9:10、男子が9:40のウェーブスタート。よって男子のゴールシーンは日本時間11/4午前1:40頃となるでしょう。

ネットのライブ中継は日本からは7online.comにて、アメリカ国内からはWatchESPN.comにてストリーミング生中継が見られます。

追記:


それからランナーズワールドがテキストチャットでの中継をこちらにて行う予定です。(私もネット観戦したいところですが、当日は10マイルレースに出場予定です。)

また、こちらのページから各ランナーのスプリットタイムがリアルタイムに見られるはずです。公式ツイッターは一般向けが@INGNYCMarathon、ニュース系が@nyrrnews

Photo by crowdrise.com


以下、選手紹介です。ソースは主にNYCマラソンのプレスリリース(9/19)とランナーズワールドLetsrunと各選手のウィキペディアページですが、それ以外の場合はソースを明記しています。敬称略。


男子

大会記録はジョフリー・ムタイの2:05:05 (2011)。
2013年の有力選手は以下の通り。


選手国籍PR
Geoffrey Mutai
ジョフリー・ムタイ
KEN2:03:02
(Boston 2011)
Tsegay Kebede
ツェガエ・ケベデ
ETH2:04:38
(Chicago 2012)
Ryan Hall
ライアン・ホール
USA2:04:58
(Boston 2011)
Stanley Biwott
スタンレー・ビウォット
KEN2:05:12
(Paris 2012)
Martin Lel
マーティン・レル
KEN2:05:15
(London 2008)
Wesley Korir
ウェスリー・コリル
KEN2:06:13
(Chicago 2012)
Peter Kirui 
ピーター・キルイ
KEN2:06:31
(Frankfurt 2011)
Stephen Kiprotich
スティーブン・キプロティチ
UGA2:07:20
(Enschede 2011)
José Manuel Martinez
ホセ・マヌエル・マルティネス
ESP2:08:09
(Rotterdam 2003)
Yuki Kawauchi
川内 優輝
JPN2:08:14
(Seoul 2013)
Meb Keflezighi
メブ・ケフレジギ
USA2:09:08
(USMT 2012)
Masato Imai
今井 正人
JPN2:10:29
(Tokyo 2013)
Jason Hartmann
ジェイソン・ハートマン
USA2:11:06
(Chicago 2010)
Ryan Vail
ライアン・ベイル
USA2:11:45
(Fukuoka 2012)
Daniele Meucci
ダニエル・メウッチ
ITA2:13:49
(Roma 2010)
Bob Tahri
ブアブダラ・ターリ
FRAdebut


Gムタイは81年ケニア生まれ。2011年のボストンマラソンにて、男子フルマラソン非公認コース世界歴代1位である2:03:02を達成(大会記録を2分50秒も更新)。同年、NYCマラソンにてペーサーなしで大会記録を2分37秒も縮める2:05:06で優勝。2012年のベルリンでも2:04:15の好記録。2011-2012シーズンのWMM優勝者。(※その前のシーズン優勝者のEムタイは別人です。)

この記事にも書きましたが、先日シカゴで2:03:45を出したデニス・キメットは練習パートナー。さらには、先日ベルリンにて公認コース世界記録の2:03:23を出したWキプサングとも練習しているそうです。彼らはVolare Sportsというチームに属していますが、このチームが非常に良い成果を出している理由について、ムタイはこんな発言をしています。「ここのアスリートはクリーン。この地形での練習に勝てるようなドーピングは存在しない。」「ケニアのKapng'etunyやItenのような坂や谷のある場所でハードなハードな練習をするだけのこと。」「成功の秘密は単純さ。練習、練習、練習のみだ。」(英語記事

追記:Itenはこんな感じ↓オレゴンプロジェクトのメンバーが練習してる写真です。


ムタイのコーチを調べたら、驚きました。なんとセルフコーチです。練習メニュー例がLetsrunに転載されていましたが、次の通り。

月曜 午前2時間、午後1時間@4:00-5:00/km
火曜 午前50分@5:00/km、午後12 x 1km @ 3:00/km w/ レスト1分
水曜 午前110分、午後2時間@5:00/km
木曜 午前40km@4:30~3:30/kmビルドアップ
金曜 午前110分、午後2時間@5:00/km
土曜 午前20 x 2分 @ 3:00/km w/ レスト1分
日曜 レスト

※高度2500m、恐らく未舗装路です。
※端数はマイルからの換算時に端折ってます。
※ウォームアップ・クールダウンは除いています。

ムタイは昨年秋のベルリン以降は、マラソンを完走していません。今年のロンドンは32kmあたりでリタイアし、DNFでした。その他の今年の戦績は、2月のRAKハーフマラソン(UAE)58:58、5月オタワ10K(カナダ)27:38。

一番最近では、9月22日の伊ウーディネ・ハーフマラソンにて59:06の好記録を出していることから、今回も調子は良さそうで、当然優勝候補です。自身の大会記録を破り、記録の出にくいNYCMで4分台が出せるかが見もの。ゼッケン番号は1。

ケベデは87年エチオピア出身。自己ベストは2012年シカゴマラソンの2:04:38。まあまあ若いのにシカゴ以外にも数々のレースで安定した戦績を残しており、2008年パリ国際(2:06:40)、2008年福岡国際(2:06:10)、2009年福岡国際(2:05:18)、2010年ロンドン(2:05:19)、2013年ロンドン(2:06:04)などで優勝し、他のレースでも上位入賞を果てしています。ただし「これらの栄光はフラットコースでの記録なので、今回の勝利は期待していない」とletsrunは分析(英語記事)。2012-2013シーズンのWMMランキングは現在首位ですが、後述キプロティチがNYCMで優勝した場合はWMM優勝を譲ることになります。RWは8月の世陸の疲れから回復してるか懸念してますが、回復ってそんなにかかるものなんですね(英語記事)。身長は5フィート2インチ(157cm)と小柄。ちなみに名前の綴りはTsegayとTsegayeの両方出てきます。

ホールはアメリカ人で恐らく唯一の2時間4分台を出した選手。期待されていたものの、長引く故障のため残念ながらDNSです。

ビウォットは86年ケニア出身。2012年のパリマラソンで大会新&自己ベストの2:05:11を出しています。2013年のRAKハーフマラソンでは、3位のGムタイを超える2位で、58:56の好タイム。9月のフィラデルフィア・ロックンロール・ハーフマラソンでも59:36の好タイムを出しており、仕上がり上々?

レルは78年ケニア生まれ。NYCマラソン2003 (2:10:30)と2007 (2:09:04)、それとロンドンの2005 (2:07:26)、2007 (2:07:41)、2008 (2:05:15)で優勝のベテラン。自己ベストはロンドン2008の2:05:15。その後はロンドン2011と2012で2位になっています。近年は怪我で苦しんでいたそうです。10月中旬になって今大会に直前エントリーしました。

コリル@weskorir)は82年ケニア生まれ。自己ベストは2012年シカゴの2:06:13。昨年のボストン優勝も、暑さのせいか凡タイムの2:12:40。今年の戦績は、シカゴ5位、ボストン5位。前述ホールの作った財団の助けにより、ケニアに病院を作ったりしているそうで、最近は慈善活動・政治活動が忙しい模様。今年3月にはなんとケニアの国会議員に選ばれています。

Pキルイは88年ケニア生まれ。マカウが2011年ベルリンで世界記録2:03.38を出した時のペースメーカー。さらには、Wキプサングが2011年のフランクフルトマラソンで当時世界歴代2位の2:03.42を出した時も、35kmまでペースメーカーを務めています。オーバーペースだったと思うのですが、そのレースはなんと完走したそうで、自己ベストの2:06:33を出しています。ちなみに今年はびわ湖毎日に参加するもDNFでした。(※世界陸上マラソン金のAキルイは別人)

Sキプロティチ@stephenkiproti1)は89年生まれのウガンダの選手。ケニアとの国境に面したカプチョルワ県出身だそうですが、ウガンダの選手は珍しいですね。ただトレーニングはほとんどケニアでしているそうです。ウガンダのニュースサイトによると、ここ2ヶ月はケニアのKaptagat村にてGlobal Sports Communicationチームの合宿に参加していたそうです(英語記事)。自己ベストは2011年蘭エンスヘデマラソンの2:07:20(ウガンダ国内記録)。2012東京マラソン3位、2012ロンドン五輪優勝、2013ロンドンマラソン6位、2013世界陸上優勝。自己ベストは他の選手と比べるとぱっとしませんが、ロンドン五輪ではWキプサングとAキルイに勝っていますし、世界陸上も制しているのは素晴らしいです。夏マラソンに滅法強いのか、それとも秋レースでも結果を残せるのか、興味があるところです。

マルティネス@chemitamartinez)は71年スペイン生まれ。通称Chema。長年クロスカントリーで活躍。

ケフレジギ@runmeb)は75年エチオピア生まれですが、12歳でアメリカに亡命、帰化。自己ベスト2:09:08(2012アメリカオリンピック選考会)。ボストンのために調整してきたものの、ふくらはぎの故障でDNS。夏にはいくつかレースに出たものの、9/15のフィラデルフィアのハーフはDNS。シューズのスポンサーは、珍しいことにスケッチャーズ(英語記事)。

ハートマン@JasonRHartmann)は81年生まれのミシガン育ちのアメリカ人。過去2回のボストンマラソンでアメリカ人最上位。リッツ選手の高校時代のチームメイトだそうです。

ベイル@ryanvail)は昨年マラソンデビューを2:12:43で飾った86年生まれのアメリカ人(※ライアン・ベイルは前述ライアン・ホールや、若手ライアン・ヒルとは別人です)。昨年NYCがキャンセルになったので、福岡国際を走り2:11:45のPR(英語記事)。彼のブログにはNYCMの11週前からの全練習メニューと補強・ドリルが掲載されており、アスリートには参考になるかもしれません。オレゴン州ポートランドが拠点ですが、出身がその辺というだけで、オレゴンプロジェクトメンバーではないそうです。コーチはオクラホマ州立大のDave Smith。スポンサーはBrooks。

さて、お待たせしました。最後は日本人選手コーナーです。

川内は日本で最も有名な現役マラソン選手の一人なのであえて書く必要があるかわかりませんが、一応。川内は87年生まれ。埼玉県職員・市民ランナーとして活動しているにもかかわらず実業団選手に引けをとらない活躍で注目されています。日本のマラソンブームにも一役買っていると言われていますね。

他の選手と違う点は、練習量の少なさ、大会出場頻度の多さなど。今年もフルだけで11本ほど走るようで、12月には福岡国際と防府にも出るそうです(笑)ハーフも今年は同じぐらい出ています。海外メディアを見ていても川内というと市民ランナー+レース頻度という点で有名みたいです。

練習内容は、東洋経済ONLINE:"公務員ランナー"川内優輝のマネジメント力によると、
「僕は実業団選手のように多くの練習時間を確保できませんし、朝練習もやっていません。練習量も少ないです。強度の高いポイント練習も水曜日と土曜日の2回だけ。水曜日がスピード練習(400mや1kmのインターバル走など)で、土曜日が距離走(30~43kmのペース走やビルドアップ走など)というのが流れです。あとの5日間はすべてジョグになります。ポイント練習は週に2回だけですから、そのときはいつも以上に集中して取り組んでいます」
実業団選手は恵まれた環境の中で、月間1000km以上の距離を走る選手もいるが、川内の月間走行距離は600kmほど。
ランナーズワールドの評価は「優勝は難しいだろうが、それは努力不足のせいではない。ゴール後はメディカルアシスタンスが必要になるだろう。」とのこと(英語記事)。

川内が人気があるのは、市民ランナーを代表しているということもあるんですが、やっぱりあの真っ直ぐな性格、常識に縛られない自由さ、走りへの情熱、がむしゃらに頑張る様子でしょうかね。

ゴール後は他の選手はけろっとしてますが、川内はよく倒れます。賛否両論ありますが、あのシーンを見てしまったら普通の人は応援したくなりますよね。あと、海外遠征時にパスポートを忘れたり、コース下見してなくて一人アウトコースを走ったり、不甲斐ない結果で坊主頭にしたり、マラソンを盛り上げるためマイナーな地方レースにもゲスト出場したり、オーバーリアクションだったりと、人間味溢れる感じが親しみやすく人気があるのでしょうか。

他に日本人選手として珍しい点としては、練習シューズは通勤にも使っているというクッションの効いた黒のアシックスGT-2000 NEW YORK(記事)。カーボローディングはカレーだそうです。あと、珍しくはないですが、使用GPSはガーミン・フォアアスリート910XTJ(参考写真:このページの腕組み写真)。

WMMの大会としては東京、世陸以外で初の参戦となります。夏マラソンは苦手との評判ですが、今回は涼しいため、世陸以上の活躍は期待できそうです。レベルの高い戦いですが、5位ぐらいには入れるといいですね。

▲GTニューヨークを履いてニューヨーク入りした川内選手

追記:現地直前記者会見の発言を次の記事にまとめました。「僕にとっての幸せはお金より自由」「目標は6位以上」「中本のリベンジを果たす」といった主旨の発言が飛び出しています。川内がケベデを意識する理由、6位以上に目標設定をした理由も明らかに・・・!



今井は84年に福島県は現・南相馬市に生まれる。順天堂大学(陸上部主将)を経てトヨタ自動車九州へ。大学時代は箱根駅伝で3年連続の区間賞、金栗杯受賞。元アナウンサーの奥さんとは取材を通して知り合ったそうです。東日本大震災で実家が津波被害に遭われたとのことで、お見舞い申し上げます。


女子

コース記録はマーガレット・オカヨの2:22:31 (2003)。
2013年のエリート選手のうち、有力候補は以下の通り。

選手国籍PR
Edna Kiplagat
エドナ・キプラガト
KEN2:19:50
(London 2012)
Priscah Jeptoo
プリスカ・ジェプトゥー
KEN2:20:14
(London 2012)
Jeļena Prokopčuka
エレナ・プロコプッカ
LVA2:22:56
(Osaka 2005)
Firehiwot Dado
フレヒウォツ・ダド
ETH2:23:15
(NYC 2007)
Buzunesh Deba
ブズネシ・デバ
ETH2:23:19
(NYC 2011)
Risa Shigetomo
重友 梨佐
JPN2:23:23
(Osaka 2012)
Valeria Straneo
バレリア・ストラーネオ
ITA2:23:44
(Rotterdam 2012)
Tetyana Gamera-Shmyrko
タチアナ・ガメラ=シュミルコ
UKR2:23:58
(Osaka 2013)
Christelle Daunay
クリステル・ドネ
FRA2:24:22
(Paris 2012)
Kim Smith
キンバリー・スミス
NZL2:25:21
(London 2010)
Ana Dulce Félix
アナ・ドゥルス・フェリックス
POR2:25:40
(NYC 2011)
Lisa Stublić
リサ・ストゥブリッチ
CRO2:25:44
(Zürich 2013)
Yolanda Caballero
ヨランダ・カバレロ
COL2:26:17
(Boston 2011)
Sabrina Mockenhaupt
サブリナ・モッケンハウプト
GER2:26:21
(Berlin 2010)
Amy Hastings
エイミー・ヘイスティングス
USA2:27:03
(LA 2011)
Adriana Nelson
アドリアナ・ネルソン
USA2:28:52
(London 2008)
Adriana Da Silva
アドリアナ・ダシルバ
BRA2:29:17
(Tokyo 2012)
Janet Bawcom
ジャネット・バウコム
USA2:29:45
(USMT 2012)
Diane Nukuri-Johnson
ダイアン・ヌクリ
BDI2:30:13
(London 2012)
Alisha Williams
アリーシャ・ウィリアムズ
USA2:35:09
(Houston 2012)
Julie Culley
ジュリー・カリー
USAdebut


キプラガトは79年生まれ、ケニア人。世界陸上のマラソンを2度制覇。2010年のNYCMも制し、コースとの相性は十分。今年夏の世陸の疲れがまだ抜けてはいないかもしれないが、モチベーションは十分とRW。

Pジェプトゥーは今年のロンドンマラソンを制した、84年ケニア生まれ。letsrunはキプラガトとPジェプトゥーの過去の直接対決は2勝2敗だが、今回はジェプトゥーに勝機があるとしています。その理由は、今年9月のグレート・ノース・ランで好タイムを出し、前女子5000m世界記録保持者のメセレト・デファーと現女子5000m世界記録保持者のティルネシュ・ディババに勝利したから。同レースの大会記録はポーラ・ラドクリフによる1:05:40ですが、これは非公認コース(30m下りのため)における女子ハーフ世界歴代1位です。ジェプトゥーのタイムはたった5秒差の1:05:45だったとのことで、とんでもないタイムだったことが伺えます。そして、キプラガトより5歳若い点も有利です。なお、シカゴ優勝のリタ・ジェプトゥーは別人。

プロコプッカは2005、2006年のNYCM優勝者。その後陸上界から消え、再び姿を表したそうです。37歳。去年ハーフで1時間8分の好タイムを出しています。

ダドは2年前のNYCMで優勝。それ以降故障に苦しんでいるせいかあまり戦績がないそうです。

デバはNYはブロンクス在住のエチオピア人。2年前のNYCMで2位。

ストラーネオは37歳イタリア人。今年の世陸女子マラソンで2位でした。イタリアのハーフとフルの国内記録保持者だそうです。

ガメラ=シュミルコは今年の大阪国際女子の優勝者。

ストゥブリッチ@LisaStublic)はアメリカ生まれ&育ちで5年前からクロアチアに移住。コロンビア大学で音楽理論を専攻し、ランニングは趣味でやっているそうですが、後者のほうが今のところ彼女に合っているようです。

最後はお待ちかね、日本人選手です。

重友は87年、岡山県生まれ。興譲館高校を経て天満屋陸上部へ。初フルは2011年ロンドンにて2:31:28。2回目は2012年の大阪国際女子マラソンで2:23:23日本女子マラソン歴代9位)。3回目はロンドン五輪で、故障のため2:40:06と惨敗。

まだ若いのでチャンスはたくさんありそうですね。今回、五輪のリベンジができるか、楽しみです!



▲NYCマラソンの高低チャート(FindMyMarathon)。
最初がいきなりきつそうですね。


関連記事
▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/29

閾値走でありがちな失敗例

今日は閾値走。設定ペース(Tペース)は4:05/kmです。

閾値走はテンポ走でやる場合、20分@Tペースが基本のようですが、どうなるでしょうか・・・?!

トラックで走った結果・・・

4:01
3:59
4:04
3:58
3:59
4:04
3:55

おお、きまぐれで7km、28分@4:00/kmで走れた!

そんなわけで意気揚々とブログを書こうと思ったところ・・・

( ゚д゚)ハッ!

何か悪い予感が。



飛ばし読みばかりしてきたダニエルズ本の、閾値走の部分を改めて読んでみると・・・

Please remember not to run faster than the prescribed T pace when doing tempo and cruise-interval workouts.
(訳:設定したTペースより速く走らないこと!)

ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!


ダニエルズさんによれば、Tペースはオーバートレーニングを防ぎつつ効果的に持久力を上げられる最適なペース。

走力が上がったかどうか判定する基準として、レベルの高い練習がこなせた時はNGだそうです。定期的に同じ練習をして楽に感じるようになった時に初めて走力が上がったと思って良いそう。似て見えるけど全然違うんですね。

「練習で過去の自分や他人と競争するのは本末転倒」「良い記録を目指すのは、練習でなくレースで」ということなんでしょうね。誰が最初に言ったのかわかりませんが、英語で有名な諺?にも「train to race, not race to train」というのがあります。

それと「継続は力なり」ということですかね。ダニエルズさんのいう「consistency」(一貫性)の重要性もちょっとわかってきたような。



(´・ェノ|柱|。。。

うーん、でも練習は毎回行きあたりばったりで、
練習計画も細かく立てたことないし、
定期的に同じメニューをするのは性に合ってないな…
インターバルも調子良かったし、怪我の兆候ゼロだし、
そろそろ負荷上げるか・・・


( ゚д゚)ハッ!


( `д`⊂彡☆))Д´) パーン  ←SCR



|出口| λ............トボトボ



P.S. ちなみにレースを控えていない人は、4~6週でVDOT+1相当の負荷アップが丁度いいそうです。


関連記事(ブログ内)


▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/27

ダニエルズ式インターバル走について

今までスピード練習を避けてきた理由」で書いたとおり、今後はスピードも強化してみようと思い、ひさびさのインターバル走に挑戦してみました。念のため、インターバル走とは、速く走ったり休んだりを繰り返すハードなことで知られる練習です。

練習メモを見たら、2010年に8 x 400m @ 1:40/400m (レスト不明、タイムの根拠不明)、そして今年春に10 x 800m @ 3:26/800m (レスト3:26、Yasso 800s)をやっていました。

3回目となる今回のインターバルは、ダニエルズ式V̇O2maxインターバル。

ダニエルズ式V̇O2maxインターバル走とは?

インターバル走はいろいろ効果があるようですが、ダニエルズさんのは最大酸素摂取量増加をメインとしているのが特徴です。

ダニエルズ理論ではインターバルの設定ペースはIペースと呼ばれています。サブ4の走力の人で4:46/km、サブ3.5は4:13/km、サブ3は3:40/kmほど。これはTペースより速いペースです。

強度としては、最大心拍数の98-100%。これは最大酸素摂取量を増やすのに効果的な強度です。Iペースは非常に負荷が高いので、レース時には12分ほどしか維持できないようなペースです。この強度を長い時間かけ続けるため、途中にレスト(ジョギング)を挟むインターバルという形式で行うのです。レストの長さは走っている時間と同じぐらいが良いでしょう。最適なインターバルは3~5分です。ダニエルズ理論の場合、他の練習法と違い、このペースで5分を越えて走ってはいけません(訳注:疲労のため効率が落ちるので)。
負荷が高いので、Iペースで走っていいのは週間走行距離の8%までです。
(引用元:ウィキペディア英語版 - Jack_Daniels


ポイントは、酸素摂取量が最大になる時間をできるだけ取れるようにすること。

インターバル走における酸素摂取量の比較グラフ
Jack Daniels. "Daniels' Running Formula" 2nd ed. p.125, Fig 8.1-8.2

このグラフは横軸が時間、縦軸が酸素摂取量です。上のグラフが長い距離(1000m前後、5分間)のインターバル、下のグラフが短い距離(400m前後、2分間)のです。点線が最大酸素摂取量で、ここに到達している時間が長くなるように最適な距離、セット数、レスト時間が設計されます。レスト時間を調整することで最大限の効果が期待できるのがわかります。

実際、400mは一般的ではないかもしれません。市民ランナーは、走る時間が3~5分になるように気をつけて、以下の中から選ぶのが良さそうです。
  • 6 x 800 m
  • 5 x 1,000m
  • 4 x 1,200m

もっと詳しい練習方法は、ダニエルズさんの著書ランニング・フォーミュラをご覧ください。拙記事でもランニング・フォーミュラについて紹介しています。


▲日本語版第2版

▲英語版第3版


実際に走ってみた

私の場合、ダニエルズさん計算機によると、5Kのベストから算出したIペースは3:45/km。

最大酸素摂取量(VDOT)ベースのインターバル走のペース設定

走る距離は、慣れてないんで5 x 1,000mにしてみました。
1,000mだと計算が楽なのもいいですね。

ペース3:45/kmなので、走行時間も3:45。レストはそれと同じかそれ以下の時間がいいとのこと。

実際のレストは時間を決めないで200mを適当に歩くかジョグすることにしました。400mトラックだと、2.5周Iペース+0.5周レスト=3周となって、ちょうど同じ場所に帰ってきて1セットになるので都合がいいので( ´∀`)bグッ!


というわけで、いざトラックへ!突然寒くなったようで、金曜朝は気温1度、体感-3度でした。
昨冬以降、ひさびさにタイツとウィンドブレーカーと手袋を着用。

今週末はずっと寒いようです…。暑すぎるのよりは走りやすいですけどね。

instaweather


早速、動画分析で見つかったフォームの課題、前傾姿勢を意識しながら走ってみました!ちょっと違和感ありますが、スピードが出やすかったような?そのあと直立にしたり後傾にしたりすると、違いがさらにわかりました。

さてインターバルの結果はというと・・・

3:41
3:46
3:44
3:40
3:36

レスト時間は1.5~2分でした。

最後の1セットは20mぐらい手前でガーミンがラップを刻んでしまったんで、実際はもう数秒かかってると思います。一応最後の200mぐらいは全力ダッシュしています。

インターバルは、設定より速く走れてしまいました。私の場合、VDOTで比べると5K > 10K > マラソンだし、短い距離のほうが得意なのかもしれません。

肺には刺激が入った感がたっぷりでしたが、脚は張るだけで筋肉痛にはならず。走ってる時は苦しいことは苦しいけど、タイムトライアル/レースの時みたいに途中で走るの止めたくなるぐらいの苦しさではなかったです。ペース設定はもう数秒上げたほうが、効率はいいのかも?


ガーミンを使う時の注意点は、画面カスタマイズ機能でラップ距離か時間を見られるようにしておくことですかね。実は先週インターバルをやろうとして、どれだけ走っているのかわからなくなり、途中で止めてしまいました…。慣れないラップボタンを押したのと、レスト距離を固定しなかったせいですw

時間も取られないでできるポイント練なんで、これからも時々やっていこうと思います(ΦωΦ)フフフ…


関連記事(ブログ内)

▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/25

きれいなお手本フォームと比較してみた【Kinovea分析1】

フォーム動画を撮影し、Kinoveaというスポーツ用映像分析のためのフリーソフトでランニングフォームを調べてみた話の続きです。

Youtubeでお手本となるフォームの動画を見つけたので、比較してみることにしました。

左が私、右がお手本です。

Kinoveaでスポーツフォームの映像分析

なるほど、フォームの「前傾」っていうのはこのぐらいのを言うのか…。

私は腕の位置もなんかおかしいですね。
肩に力が入ってリラックスしてないっていうのはこういうこと?


連続写真で比べてみると…。

Kinoveaで陸上フォームの映像分析(連続写真)
Kinoveaで陸上フォームの画像分析(連続写真)

腕振り過ぎ・・・!?
あと肩が前後に動きすぎているような気もします。
それに比べてお手本の肩~腕はリラックスした感じですね。

ちなみに私が4:40/km、お手本は5:00/kmあたりで走っています。私はフルの目標レースペースが4:20/kmぐらいなので結構がんばって走っていますが、お手本はハーフベスト63分(当時)なので、フルだと3:05~3:10/kmぐらいでしょうか。なのでこんな余裕のあるフォームになっているのかもしれません。

いや、余裕ペースだったとしても、リラックスフォームはわかるとしてもきれいな前傾フォームのまま走れるのはすごい気がします。

私みたいな市民ランナーとアスリートのフォームを比較して意味があるのかわかりませんが、それでも自分のフォームの悪いところがさらにはっきり見えてきた気がします。

とりあえず、当分の課題は前傾フォームになりました。


ちなみにお手本は大石港与選手(当時中央大3年、現トヨタ)です。
すみません、画像お借りしましたm(__)m
敬意を表して、お手本動画を下に貼っておきます(`・ω・´)ゞ





また、以前にも書きましたが、グレート・ノース・ラン2013でベケレ、ゲブレセラシェ、ファラーの3人が走ってるスローモーション動画もYoutubeにあります。240fps、1/8 のスローモーションで、超トップ選手のフォームが見れてしまいます。

関連記事

▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/23

GPSランニングウォッチ新製品情報(Garmin Tactix & Adidas Smart Run GPS)

DC Rainmakerさんのブログに新製品GPSウォッチの詳細レビューが2つ載っていたので、リンクを貼っときます。英語記事ですが写真盛りだくさんでスペック比較表もあるので、それだけ見ても楽しめると思います。

  • Garmin Tactix・・・Garmin Fenixの後継モデル。ハイキングや軍事目的(!)に使えるGPSウォッチと説明されており、ナビ機能などが充実している模様。暗視装置/ナイト・ビジョンを使っても見やすいディスプレイも売りだとか(軍事アピール出たw)。高度は気圧から計算しているので、GPSのデタラメ高度より精度は良いです。バッテリー持ち時間なんと50時間以上。ただしGPSのデータ記録は60秒に1回。なので普通のランナーやトライアスリートは対象外のようですが、ウルトラトレイルランナーやハイカーにはおすすめのようです。ミリオタにもぜひ。定価$450。
  • Adidas Smart Run GPS ・・・GPSウォッチのみで心拍数が測れる史上初の製品だそうです。手首のところから光学センサで脈を読むとか。あと、MP3が聴けてしまいます。定価$399。

後者のランニングウォッチで$399は高いですね。Garmin Forerunner 620と同じ値段で出してくるとは…。もっと言えば、昨日発表されたばかりのiPad mini retina 16GBも同じ$399。

高性能な携帯やタブレットが安くなってきている中、Fitbitのような廉価フィットネスウォッチもどんどん出てきているので、ここらへんの高い価格帯のGPSウォッチは今後どうなることやら・・・?



ところで、4月に始めたこのブログですが、カウンターを見てみるとアクセス数が10万を超えてました!いつも読んでくださり、ありがとうございますm(__)m

(ちなみにGoogle Analyticsの集計だと実はまだ75,000PVぐらいなんですけどねw 訪問者数だと40,000ほど。)

最近はなぜかアクセス数が上昇しています。走りまくってたエリーマラソン前はそこまでじゃなかったのに、マラソン後そこまで走らなくなってから、急に増えてきました。走ってないほうがアクセスが増えるランニングブログ・・・・・_| ̄|○

PV数


今月は1日平均1500PV(Analytics)。7割が検索エンジン経由、1割がブログ村マラソンカテゴリーからです。

AnalyticsでPVが1000を超えている記事をまとめると、
シューズ、ダイエット、選手関連がよく読まれてるみたいですね。

これからもよろしくお願いしますm(__)m
(RSS経由で読んでいる方:おすすめ記事はブログの下部にまとめてあります。)


関連記事(外部サイト)




最後に、11/3に行われる記念すべき第1回EQTピッツバーグ10マイルにエントリーしました。

(関連記事:ピッツバーグに秋の10マイルレースが誕生

距離は16キロ。5キロベストからの VDOT52.7 で予想タイムを計算すると1:05:30 (4:04/km)なんですが、これ、Tペースよりちょっと速いくらいなんですよね…。実際は4:10ぐらいでいければいいな~。

(関連記事:リンク集(タイム予測ツール、統計等)

最近あまり走れていないので、どうなることやら…。ピッツバーグの日本人でエントリーされてる方、どのぐらいいるんでしょう。お互い頑張りましょう!

追記:
完走しました→「レースレポ:ピッツバーグ10マイラー


▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/21

フォーム分析ソフト「Kinovea」が便利すぎる件(動画あり)

せっかくフォーム動画を撮影(この間の記事参照)したので、ランニングフォームをチェックするのに役立ちそうな映像分析ソフトを探していたら・・・

超絶便利なフリーソフト、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

スポーツフォームの動画分析をKinoveaで行っているところ

物体を自動的に追跡して軌跡を描いてくれたり(上の黄色は足首の軌跡)、動画に補助線を引いて姿勢を調べたりが、簡単にできます。これはランニングだけでなく、どんなスポーツでも役立つはず。

まだちょっと遊んでみただけですが、以前コメント欄でたのくるさんに教えていただいたとおり、前傾姿勢になっていないのが見事にわかりました!

他にも、スロー再生、角度計測、画面分割、連続分割静止画出力、軌跡座標の出力などなど、機能盛りだくさん…。

スポーツ映像分析ソフトKinoveaの使い方(スロー再生、フォーム分析)

機能をフル活用しなくても、ループ&スロー再生だけでも役に立つと思います。


簡単な使い方をチュートリアル動画としてまとめてみたので、興味のある方は↓をご覧ください。



※携帯版/高解像度版動画はYoutubeにて。


ソフトの名前はKinovea。英語版しかなく、Windowsオンリーですが、無料です。(他言語は対応してるので日本語化もされるかもしれません。)


機能がたくさんあるのでまだ使いこなせてないですが、自分のランニングフォーム動画のさらなる分析のため、Kinoveaをいじり倒してみたいと思います!

【追記】後日、Kinoveaを使ってランニングフォームの分析をし、こんな記事を書きました
→ きれいなお手本フォームと比較してみた【Kinovea分析1】


ちなみに、撮影時はヒザや腰などに目立つシール(マーカー)を貼ると、追跡がしやすかったようです。


他にもいろいろなスポーツのフォーム分析に使われているみたいですので、実際にこれらを見るとKinoveaで何ができるかわかりやすいと思います。ご参考まで。

Kinoveaを使ったフォーム分析動画(Youtube)


関連サイト(外部サイト、英語)


Kinovea と似たソフトに Dartfish というのもあります。日本語版もありますが、こちらは有料。

追記:使い方のコツ

  • ハンディカムから出てきた*.m2ts形式はうまく扱えなかったので、PMBで*.mpgに変換してから使いました。その際、短い動画のほうが編集しやすいので短くしています。
  • ショートカットは、十字キー左右でコマ送り、上下でスピード変更。Ctrl+マウスホイールで拡大・縮小。
  • Options > Preferencesにて詳細設定可。
    • Playbackから作業領域を最大にすると効率がいいです。画質が荒かったので"Always deinterlace..."というのもONにしたら直りました。
    • Drawings > Persistence > Enable Persistence をONにすると、描いた線などが複数のコマに残ります。
  • File > Save 
    • 動画で保存するときは、"Permanently paint .."で。推奨は*.avi。
    • 動画上の作業内容だけを保存するときは"Save only the key images data"。後ほどFile > Load key images dataからロードできます。
▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/19

「ハーフ完走犬死亡」「ゴール後プロポーズ」「200回目のサブ3」他、今週のマラソンニュース

マラソン関係で気になるニュースがいくつかあったのでご紹介。

1.ハーフマラソン完走で有名になった犬が亡くなる


今月5日に家出逃亡中の迷い犬が勝手にハーフマラソンに参加・完走し、メダルまでもらった出来事が話題になりました。




その10才の老犬、チョコレート色のラブラドールのブギーくんですが、15日に心臓発作で突然なくなったとのこと。公式フェイスブックページには多数の追悼メッセージが寄せられています。



(私のコメント)

走って10日後に亡くなっていることから、ハーフマラソンの影響ではないかもしれませんね。寿命が来てるのを悟って、最後に冒険したくなったのかな?安らかに眠ってください…。


2.今週末、200回目のサブ3を狙う61才


今週末、61才の方が200回目のサブ3に挑戦するとのこと。
サブ2:20は76回達成しているそうです…。

(私のコメント)

サブ3自体まだ達成していない自分にとっては、ただただすごいとしか…。

ちなみに1才刻みのマラソン世界記録を見ると、61才は2:38:12…!保持者はなんと日本人の方です。保坂好久さんという方で、59歳・60歳・63歳の世界記録保持者でもあるそうです。

関連記事:50歳以上のすごいランナー


3.ゴール直後にプロポーズ、成功の瞬間


先週のカナダ・ビクトリアマラソンのゴール直後、プロポーズした人がいたようです。

動画では、男性が突然ひざまずいてプロポーズするシーンが見られます。




(私のコメント)

プロポーズ成功、よかったですねヾ(o゚ω゚o)ノ゙ワーイ
公衆の面前でプロポーズしてるシーン、一度生で見てみたいです♪

4.マラソン中のマフラー編み最長記録、更新か!?


今週末、41才のベテランニット編みランナーが、マラソン中の編み物ギネス記録に挑戦します。現在の最長記録は今年のロンドンマラソンで作られた2m(タイムは 5:58)。それを大幅に上回る3mに挑戦するとのこと。心配材料は天気だとか。

ソース:Marathoner to Knit Scarf During Race



公式サイトによると、アルツハイマー病の啓発活動も兼ねているそうです。


(私のコメント)

ジャグリングとか編み物とか、集中力がいる系の動作は走りながらだと難しいので、すごいですね。私は走ってなくてもできませんw

ちなみに「ジャグリングしながらの後ろ向きマラソン」の世界最速記録5:51:25だそうです。

「編み物しながらの後ろ向きマラソン」はまだ記録がないと思うので、もしやったら簡単に第一人者になれるかもしれませんよ。(ΦωΦ)フフフ…

近々マラソンを走られる方は、ぜひ前向きなご検討をw


5.総統閣下のエントリー合戦動画の続編


ブログ村マラソンカテからなぜか突然消えてしまわれた某ブログにこの爆笑動画が。

【第2弾】総統閣下が過熱するマラソンのエントリー合戦にお怒りのようです



第一弾もすごく面白いです( ´∀`)bグッ!



以上、今週気になったマラソン関連ニュースでした。
▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/17

恥を忍んで公開します…フォーム動画撮影してみました

以前から自分のフォームをチェックしてみたいな~と思っていたので、思い切って三脚+ビデオカメラで撮影してみました。

そして撮影後、動画を見ていて一つ大きな問題に気が付きました・・・。







フォームの良し悪しがよくわからないw
(´゚д゚`)アチャー


ビフォーアフターで比較するとかだったら、まだわかるのかもしれないですけどね・・・。今までフォームを意識する機会がほとんどなかったので、知識も表面上のものしかありません。


フォーム動画を探してみると、Youtubeに金哲彦さんが市民ランナーのフォームにダメ出しして改善するという動画が大量にあるのでちょっと見てみたのですが、明らかに悪い人のしかわからないです。(動画は50本ぐらいあるんですが、全部見てられないので、総集編がほしい。。。)

それにしてもこの金さん動画、勉強になります。腹筋が使えてるフォーム、重心の高いフォーム、体幹が使えてるフォーム、正しい前傾具合、上半身と下半身の連携、などなど初めてわかってきたような・・・?

と思ってまだ見てない動画を見ると、

あ、やっぱ自分わかってない... ( ゚д゚)ポカーン

となるパターンを繰り返したりw


さて本題ですが、私が走っている動画をYoutubeにアップしました。





※携帯版/高解像度版はYoutubeページにて。


前傾、足りないでしょうか?腕振りすぎ?着地位置はここ?

フォームについて何か気づいた点がある方は、一言教えていただけると嬉しいですm(__)m
些細な点でも、「もしかして・・・?」レベルでも全然OKです。


みなさんも、フォーム動画撮ると何かわかるかも (;゚д゚)ゴクリ…



動画情報
  • ランナー: フルマラソンサブ 3:05 を目指すPR 3:15 のランナー。フルでは過去3回とも脚を攣っている。5Kは19分ちょっとなので10K~フルより適正があるっぽい。走歴5年だけどちゃんと走りはじめたのはここ1、2年。(関連記事:詳しい走歴と自己紹介
  • トレッドミル: 最初だけ6 mph (9.7 km/h; 6:10/km)、あとは 8 mph (12.9 km/h; 4:40/km)。傾斜0。
  • シューズ: ASICSターサージール
    (関連記事:はじめてのレースシューズ!【完結編その1】
  • ビデオカメラ: Sony ハンディカム HDR-CX370
    (ハイスピードカメラじゃないと、細かい動き分からないですね・・・。追記:iphone 5sなら120fpsで動画撮影できるそうです。)
  • BGM: Google オーディオ ライブラリ - Rubber Necking
    (Youtubeが無料で提供してるBGM集より。便利!)
  • 編集ソフト: Movie Maker
    (windows付属のやつです)


追記:フォーム関連の記事(外部サイト)
以下記事の内容と照らし合わしながら、フォーム動画をチェック中です…。

関連記事(ブログ内)


関連アマゾンアイテム


▲個人用

▲業務用
▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/16

マラソン当落確率計算ツールを作ってみた【ランナーのための数学講座2】



マラソン大会の当落がよく話題になるので、確率計算ツールを作ってみました。
大会エントリー歴をポチポチ選ぶと、確率が出てきます。

↓ ↓ ↓ 

大会エントリー歴
↓選択してください↓
倍率確率

【確率計算結果】


上の表からエントリー歴を選択してください



※上の表が出ない方は、直接このURLを開いてください。
※JavaScriptを使用しているのでブラウザによっては動かないかもしれません。ChromeとFirefoxでは試しました。
※対象はフルマラソン部門、一般抽選枠


【使い方例1】

東京マラソンの過去全8回の抽選に応募したけど、全て落選したあなた。
確率的には27%なんで、8回応募した人を3、4人集めたら、そのうち1人ぐらいは全落ちしてることになります。
まあそのぐらいなら運が悪かった範囲内ですね・・・。
( ̄人 ̄)。oO(次は当たりますように・・)

【使い方例2】

第7回目、第8回目と東京マラソンに申しこんだら2年連続で当選したあなた。
確率的には0.94%なんで、100人に1人級のレアさです。
ついてますね!ε=\_○ノ イヤッホーゥ!



【2014/6/5 追記】
大阪マラソン2014のデータを追加しました。
大阪マラソン4年連続【落選】の確率は42%と、結構ざらですね (´;ω;`)ブワッ
4年連続【当選】確率は0.13%。もしいたらかなりラッキー (๑•̀ㅂ•́)و✧


使っていただいた方の記事 m(__)m



倍率が間違っている、他の大会も追加してほしいなどありましたら、コメント欄からお知らせください。

関連記事


大型マラソンの一般抽選はどこもいろいろ疑惑が出るようですが、私は今のところ、この間書いた某ウィメンズマラソン以外は全部シロなのでは、と思います。少なくともサンプルサイズ大きめで統計的にあやしいデータは見つかりませんでした(疑わしい例があれば教えて下さい)。

東京の場合は7回連続出場(=確率93万分の1)の人が「かなりの数」いたと上の週刊ポストの記事にあります。ボストンの場合はチャリティが5000人、パートナー招待・国際ツアーなどが4300人(記事:白熱のボストンマラソン2014エントリー合戦)と、チャリティ・パートナー枠が結構あります。東京の数字は持っていないですが、同様の枠で説明ができてしまいます。一般枠で1万~10万分の1ぐらいの確率のケースが起きても、母集団が十分大きいので何人かはあり得ます。

某大会のほうは前述記事に書きましたが、説明ができない現象が起きているんですよね…。ちなみに、名古屋でランニングチームを率いてらっしゃる「アスリートDr.K」様がエントリー当落結果データを都道府県ごとに集めてらっしゃいますので、エントリーされた方はご協力してみてはいかがでしょう。→リンク


数学の話


今回も統計です。

倍率nのとき、当選確率はp = 1/n、落選確率は1-p。

上述の理由から、各回の抽選の独立性を仮定します。つまり、ある年の抽選結果は、他の年の結果に影響を及ぼさない、という仮定。
なので、確率変数が複数あっても結合分布は単純に掛け算になります。

次に、事象の族 { Aλ } が独立であるとは、その任意の有限部分族

に対して

が成立することをいう。
引用元:ウィキペディア - 確率論的独立性

引用元:Wolfram MathWorld

また、少なくとも1回当選の計算で1から引いているのは、1回以上当選=全部落選でない、ということで、余事象の確率を計算しているためです。




参考文献


サイト内関連記事
▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/15

元アメフト選手がスイム3.8km+バイク180km+ラン42.195kmのトライアスロンに挑戦した結果

まず、スイムスーツを着るとこうなります。

トライアスロンに挑戦するアメフト選手(ハインツウォード)
(Photo: ironman.com

ごつすぎる・・・(笑)

ごつすぎるせいで後ろの人がただの細い女性に見えますが、こちらはアイアンマン・ワールド・チャンピオン8回優勝(!)のポーラ・ニュービー・フレイザーという方だそうです。スイムスーツのチャックが無事閉まったのか、気になる所(笑)

トライアスロンに挑戦するアメフト選手(ハインズウォード)
(Photo: ironman.com

写真の男性はハインズ・ウォード、37歳。ここピッツバーグでは市長より有名かもしれない、超人気者です。

長年NFLピッツバーグ・スティーラーズ一筋でしたが、昨年引退。現役時代は、1マイル(1600m)すら連続で走ったことがなかったそうですが、趣味としてトライアスロンに目覚め、1年がかりで上の写真の女性コーチと練習してきたそうです。それにしても、走ってる写真もごつい…。長距離走者には絶対にいない体型です。


ハインツウォード、走る!

ハインツウォード、自転車に乗る
(Photo: gamedayr)


さて、そのウォードが、先週末ハワイにて行われたアイアンマンを完走したとのこと!トライアスロンのアイアンマン・ディスタンスとは、スイム3.8km、自転車180km、そのあとフルマラソン42.195kmを連続でこなす HENTAI 過酷な競技。それを、スイム1:20:01、バイク6:21:12、ラン5:12:56でトランジットも入れて計13:08:15で完走したそうです。

完走直後のハインツウォード
(Photo: NBC Sports

アメフトはポジションごとに専門化しており、あのボブサップ(NFL出身)やこの記事で刺された選手のようなオフェンシブラインの人たちは本当にでかくて、身長2m・体重150kg級もザラ。キッカーはサッカー出身の選手が多いですし、クオーターバックは超複雑な作戦パターンを覚えないといけないので、頭も良くないとなれません。

一方ウォードの場合はワイドレシーバーといって、パスをキャッチする走りがメインの花型ポジション。ただし、短距離走ばかりなので、1マイル以上走ったことがなかったのですね。ちなみに現役時代の体型は、身長183cm、体重93kgだったそうです。

このポジションには陸上選手より速い人、NBAプレイヤーより跳躍力がある人などもたまにいたりします。アメフトはアメリカのスポーツ界の頂点(歴代視聴率トップ10のほとんどがNFLの決勝戦であるスーパーボウル。大学アメフトですら、学内で一番給料をもらってるのが学長を抑えてアメフト監督というケースがある)なので、名声やサラリーを求めて、いろいろなスポーツからトップアスリートをブラックホールのように飲み込んでいくのです…。余談ですが、そういう意味で有名なのは、100m世界タイ記録を出したボブ・ヘイズ。陸上競技の金メダリストからアメフトのワイドレシーバーに転向し、そこでも大成功を収めています。単にフィジカルだけでNFLでも活躍できわけではないので、すごいことです。

スティーラーズ時代のハインズウォード
(Photo: Pittsburgh Sporting News

さてウォードは、今年始めには103kgまで体重が増えていたそうですが、トライアスロンに出るために絞ったそうです。それにしてもマッチョな人には持久系スポーツは大変だったと思います。走るのが職業のスプリンターにとっても、中長距離は全然別次元の大変さらしいですから、すごいことです。持ち前のポジティブ思考で、練習に励んだおかげかもしれません。

ウォードはアメフトの試合中、いつもニコニコしてました。ボールをキャッチできなくても、写真みたいにニコニコ。他のワイドレシーバーだったら、激しく落ち込んだり怒ったりするような重要な大切な場面でも、です。メンタルに悪影響が出ないよう、意図的にニコニコしていたんだと思います。日本なら叩かれてただろうな・・・w

私がピッツバーグに住んでから、スティーラーズはスーパーボウルに3度出場で2度制し、ウォードもMVPを取る実績を残しました。大人気の選手で、街中に86番のジャージが溢れていました。Dancing with the Stars(邦題:アメリカン・ダンシングスター)という番組でダンスで優勝したり、トライアスロンを始めたり、いろいろなことに挑戦していて面白い人です。それにしても、アイアンマンになるとは・・・すごいです!

ウォード、完走おめでとうございます!!



関連記事(ブログ内)


関連記事(外部サイト)
▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/13

【速報:世界歴代3位】シカゴマラソン2013男子はデニス・キメットが大会新記録で優勝

本日のシカゴマラソンの結果です。
男子はデニス・キメットが大会新記録2:03:45(確定値)で優勝しました。

ウィルソン・キプサングの2:03:23
パトリック・マカウの2:03:38に次ぐ
フルマラソン男子世界歴代3位の記録(公認コース)です。

シカゴの大会新は、
2011年のモーゼス・モソップ2:05:37
2012年のツェガエ・ケベデ2:04:38
そして今年のキメット2:03:45と、
3年連続で更新されています。


キメット選手、大会新での優勝おめでとうございます!!

ゴール前ラスト数分の動画がyoutubeにありました。

※全選手の結果・スプリットタイムは大会公式サイト結果ページで見られます。
(以下のタイムは↑より)


<以下追記>

キメットのスプリット

05 k | 14:46 (2:57/km)
10 k | 29:23 (2:56/km)
15 k | 44:02 (2:56/km)
20 k | 58:40 (2:56/km)
ハーフ | 1:01:52 (2:56/km)
25 k | 1:13:19 (2:56/km)
30 k | 1:28:04 (2:56/km)
35 k | 1:42:39 (2:56/km)
40 k | 1:57:18 (2:56/km)
フル | 2:03:45 (2:56/km)

きれいなイーブンですね。


上位(男子)

1位 デニス・キメット 2:03:45
2位 エマニュエル・ムタイ 2:03:52
3位 サミー・キトワラ 2:05:16
4位 ミカ・コーゴ 2:06:56
5位 デイゼン・リツェンハイン 2:09:45
6位 アエレ・アブシェロ 2:10:10
7位 佐野 広明 2:10::29
8位 モーゼス・モソップ 2:11:19
9位 尾田賢典 2:11::29
10位 マシュー・テゲンカンプ 2:12:28
: : :
14位 東野 賢治 2:13:52
15位 藤森 憲秀 2:13:54
18位 田中 宏樹 2:15:35
20位 大塚 良軌 2:16:57

黒﨑 拓克... DNS?



上位(女子)

1位 リタ・ジェプトゥー 2:19:57
2位 ジェミマ・ジェラガト・スムゴング 2:20:48
3位 マリア・コノワロワ 2:22:46
4位 アリアクサンドラ・ドゥリバ 2:23:44
5位 アツェデ・バイサ 2:26:42
6位 エヒツ・キロス 2:27:42
7位 赤羽 有紀子 2:27:49
8位 アベベチ・アフェワーク 2:28:38
9位 Clara Santucci 2:31:39
10位 Melissa White 2:32:37



選手プロフィールとコメント

上の記事にて、シカゴマラソンのエリート選手を日本人を含め細かいプロフィール付きで紹介しました。

キメットについてはこのように紹介していました。
デニス・キメット(別名デニス・キプルト・コエチ)はケニア出身。去年のベルリンにて公認コースでの初フルの世界記録2:04:16を達成。その数ヶ月前に、調整レースとして25Kの大会に出たところ、世界記録を32秒上回る新記録1:11:18で優勝(笑) 2012年には、RAKハーフマラソンにて先日世界新を出したWキプサングと直接対決をしたことがあります。結果はキメットが21秒差をつけ、1:00:40で優勝。

今年は東京マラソンで大会記録2:06:50を出し優勝しています。1984年生まれで去年フルデビューとは、遅咲きの選手ですが、大ブレイクしたばかりでまだまだ可能性を感じますね!意外とサクッと大会新で優勝したりすることも十分考えられます。スポンサーはアディダス。

<10/11追記>練習パートナーである上述のGムタイとキメット自身、どちらが速いかと聞かれ、自分だと答えています。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル...この自信が本物なら世界新出るかもしれませんね。

世界新は惜しかったですが、私が適当に予言したとおり、
大会新はほんとに出ましたね。
・・・まぐれ当たりです(`・∀・´)エッヘン!!w


上に載せていない、先週出てきたキメットのエピソードがあります。

キメットに才能を見出し、選手として育てた大先輩はジョフリー・ムタイ(非公認コースの世界記録2:03:02をボストンで樹立、今回走ったEムタイは別人)。

現在キメットとGムタイは同じ練習メニューをこなす練習パートナーだそうです。キメットは、物腰の柔らかい性格で、Gムタイ先輩を尊敬しているそうです。

2012年、その2人がベルリンマラソンで直接対決する運命に。結果はGムタイが優勝、2位は数歩の差で1秒遅れることキメット。この背景には、心優しいキメットが先輩を立て、優勝を譲った可能性がある、とのことです。以上ソースはキメットとGムタイの代理人であるGerard Van de Veenが、木曜のインタビューでLetsRun.comに語った内容です(英語記事)。

今年秋はキメットがシカゴ、Gムタイが来月のNYCということで、違うレースでそれぞれ全力を出すことにしたのですかね。

優勝候補のうちの一人モソップ、そしてアブシェロは上位ですが、期待に見合ったタイムではないですね。ハーフ現世界記録保持のタデッセはハーフでDNF、歴代4位ツェガイはDNS、一方歴代5位キトワラは3位。コーゴは今年の初マラソン2:10:27を大幅に上回る2:06:57の好タイムで4位。アメリカ人リッツは2:09:47で5位ですが、アフリカ勢を除くとトップ。


日本人トップの佐野については、上述の拙記事ではこのように紹介しています。
佐野(ホンダ)は1988年生まれ。浜北西高校を経て麗澤大学へ。2013年2月の延岡西日本マラソンで初マラソンにも関わらず2:12:14で優勝。5月には仙台ハーフで1:03:24(8位)。
佐野選手、2:10:31で自己ベスト大幅更新おめでとうございます!


女子優勝者のR.ジェプトゥーについては、拙記事では次のように紹介していました(なお、来月NYCマラソンに出るプリスカ・ジェプトゥーは別人)。
R.ジェプトゥーは81年ケニア生まれ。学生時代、年間28,000ケニアシリング(3~4万円)程度の学費が払えずに退学となり、食べていくためにランナーに。クロスカントリー出身。コーチはGabriele Rosaですが、中距離選手の夫Noah Busieneiもコーチの一人で、一緒に練習をしているそうです。パリ、ロンドン、ボストンで優勝経験のあるベテランで、去年1秒差で優勝を逃した(でも自己ベスト2:22:04は達成)リベンジに燃えているとか。過去1年の戦績は、シカゴ2位、RAKハーフ3位(1:06:27)、ボストン1位。今年のボストン優勝は、2006年のボストン優勝から7年ぶり2度目。ボストンでの実績がある分、バイサよりジェプトゥーに勝機があるか?
リベンジ成功、そして自己ベスト大幅更新の2:19:57での優勝、おめでとうございます!

3位のロシア人マリア・コノワロワは39歳!年齢を考えると好タイムですね。赤羽は前半ハーフは平均3:23/km。ところがその後グッと落ちて、後半ハーフの平均は3:37/km。結果7位でした。何かトラブルがあったんでしょうかね。

余談ですがR.ジェプトゥー、コノワロワ、赤羽の共通点は、30代かつ夫がコーチであること。長年の競技生活でパフォーマンスを出し続けるには、良き夫のサポートが重要・・・ということでしょうか?


選手はもちろん、一般参加された4万人近くのランナー、そしてそのうち300人以上の日本からの市民ランナーのみなさまも、お疲れ様でした。日本人はアフリカ勢を除くとかなりの活躍ですね!(でも欲をいえば、日本新が出るぐらいの勢いをお願いしたいです・・・!今後さらにがんばってください、特に東京五輪に出る世代の人たちm(__)m)

キメットのシューズ

上の記事では、サブ2を狙う世界トップクラスからサブ4クラスの中級ランナーまで幅広すぎる(笑)ランナーに愛されている、アディゼロ・ジャパンシリーズを紹介しています。

さて、今回は・・・?冒頭のアディダスのツイートにあるように、アディゼロ・ジャパン・ブーストで確定のようです。Wキプサングはロンドンでブースト、ベルリンでジャパン2(この記事にも書きましたが、アディダス広報はロンドン時の写真を使用w)と乗り換えていますが、キメットは東京マラソン2013優勝時と変わらず、ブーストがお気に入りの模様。



下の写真は、左からモソップ(8位)、キメット(1位)、そしてたぶんキトワラ(3位)。キメット・キトワラのシューズもブーストに見えますね。


あれ、2位ムタイのシューズも・・・?

ヘタしたら1~3位全員ブーストかもしれませんw

アディダスがゴリ推ししてるのもありそうですが、それ以上にケニア選手に人気の理由があるんでしょうかね。

おまけですが、ケニア選手のシューズに関するこんな余談をご紹介します。
ケニアのランナーは低サポートのシューズでレースを走るが、練習のときは大きくて、がっちりして、クッション性のあるスニーカーで練習している。おかしなことに、これらのシューズで走ったからといって、Saxby Leeの理論に反して、踵着地になるわけではない。いわゆるベアフットスタイルで走っているのだ。シューズはあまり関係ないのだろう。
引用元:Adharanand Finn著「Running With the Kenyans」(ケニア人と走る)

シューズはあまり関係ない・・・か。レースシューズを忘れてウォーミングアップ用のシューズで2008年北京五輪に出て、男子フルの五輪新記録で優勝した某選手もいる(英語記事)ことだし、このぐらいのレベルになると、いろんな意味でシューズはあまり関係ないのかもしれませんw

関連記事:裸足系vsクッションたっぷりシューズ、フォームに違いは出るか?

おまけ






その他関連記事


そのうち11月のNYCマラソン特集も書く予定です。こちらもGムタイ、スティーブン・キプロティチ、川内優輝、今井正人、重友梨佐など注目選手目白押しです。

→ 書きました。

【東アフリカ勢vs川内】ニューヨークシティマラソン2013の注目選手(中継情報あり)
▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




(※終了しました)シカゴマラソン2013実況中継はこちら!

追記:速報アップしました。
【速報:世界歴代3位】シカゴマラソン2013男子はデニス・キメットが大会新記録で優勝


こちらのブログか私のツイッター@scr_desuでシカゴマラソンのテキスト中継をしたいと思います。
そんな大したものじゃないですけどね・・・。
↓ ↓ ↓ 
見てくださった方がいるかわかりませんがw、拙い実況終了しました。
こういう時はハッシュタグをつけておくとあとで纏められていいですね・・・。




ウエーブスタート1は10/13 7:30 (シカゴ時間) = 21:30 (日本時間)。

大会記録、あわよくば世界記録が期待される出場選手のプロフィールは拙記事をご覧ください。

Let's Runではテレビ局NBCの許可を得てネットで中継をストリーミングしており、日本からも見られると思います。その他のネット中継は、NBC ChicagoWatchAthletics

終了。

以下、数字は速報値。

先頭集団スプリット(先頭のペーサー含む)

05K | 14:45
10K | 29:16
15K | 44:00
20K | 58:39
ハーフ | 61:53
25K | 1:13:16
30K | 1:28:04
35K | 1:42.35
40K | 1:57:18
フル | 2:03:45

Wキプサング、2週間前の世界記録時のスプリット

05 k | 14:33 (2:55/km)
10 k | 29:16 (2:56/km)
15 k | 43:45 (2:55/km)
20 k | 58:19 58:20  (2:55/km)
ハーフ | 61:32 1:01:34 (2:55/km)
25 k | 1:13:13 (2:56/km)
30 k | 1:28:01 (2:56/km)
35 k | 1:42:36 (2:56/km)
40 k | 1:57:12 (2:56/km)
フル | 2:03:23 (2:55/km)

▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪




2013/10/12

海外のおもしろコスプレ仮装ランナーたち【写真あり】

ハロウィンが近くなってきました!

近所の家はハロウィン用の飾りが出ていたり、
近郊の農場ではかぼちゃ狩りをやっていたり、
雑誌コーナーを覗くとハロウィン雑誌が売っていたり、
街中ハロウィンです。


ハロウィン雑誌たち


動物園ではハロウィンイベントがあって、
仮装した子どもたちで一杯になります。


上のようなコスプレ(?)はいろんなところで売っていて、専門店もあったりします。


あと、ピッツバーグには、こんなハロウィン仕様のレース(公式サイト)もあります!


5K、10K、1/2マイルペットウォーク、1マイルキッズレースの4つの部門があります。

トップでゴールした人はもちろん、ベストコスチューム賞も表彰されるそうです。

一人で仮装する勇気はまだないですが、見るだけ見てみたい・・・。



今まで出たレースで仮装してる人ってほとんど見たことないんですが、仮装ランってメジャーなんでしょうか。

と思って探してみると、海外レースの仮装ランナー写真を大量に集めたサイトが!!

以下、「Best Race Costumes」より写真を何枚かお借りして紹介します。


スポンジボブの仮装
スポンジボブ

サイの仮装
サイ

ザリガニの仮装
ザリガニ

YURENIKUI
YURENIKUI ならぬ YURENAI
※ただしKOBORERU

じゃんけんの仮装
じゃんけん

クリスマスツリーの仮装
クリスマスツリー

ホットドッグの仮装
ケチャップ、マスタード、ホットドッグw

ムンクの叫びの仮装
ムンクの叫び

レゴの仮装
レゴ

消防車の仮装
消防車

ドーナッツの仮装
ドーナツ

KISSの仮装
KISS

ミスターインクレディブルの仮装
Mr.インクレディブル

ひつじの仮装
ひつじ


Skittleの仮装
Skittles(すごいw前見えるのかな・・・)

M&Msの仮装
M&M'S

食べ物の仮装
食卓

囚人服を着て仮装ランする人たち
囚人

ミスコンの仮装
ミスコン

フラミンゴの仮装
フラミンゴ

芋虫の仮装
芋虫(よく見ると、ロープでつながってます)

芋虫(連帯感半端無さそうw)

ゴリラの仮装
ゴリラ(ゴリラが1500頭?人?集まるデンバー・ゴリラ・ランより。参加費100ドルでゴリラスーツがおみやげでもらえます。2回目以降の参加者は半額だとか。)

サンタクロースの仮装をして走るレース
サンタ(サンタが2000人集まった英国のレース)


どれもすごいですね・・・。

私のお気に入りはSkittlesですw

みなさんはどれが気に入りましたか?

Best Race Costumes」にはまだまだたくさんの写真があるので、気になった方はチェックしてみてください。ゴリラ写真のみ大会公式サイトが出処です。

追記:仮装ランで有名なサンフランシスコのレース「Bay to Breakers」の写真がランナーズワールドに特集されていたので、こちらも良かったらどうぞ→ Costumed Craziness at Bay to Breakers


※世の中には仮装・かぶり物を禁止しているレースもたくさんあるようなので、仮装デビューされる方はご注意を。

追記:着ぐるみ探し

自分で作らなきゃいけないのかと思いきや、既成品、結構いっぱいあるんですね。




関連記事(外部サイト)


▼記事がお役にたったら、いいね!お願いします♪