前回のエントリーでジャック・ダニエルズさんと「ランニング・フォーミュラ」を取り上げましたが、Youtubeにあった彼の講演動画から、面白かったスライドを紹介します。
オリンピック選手を何人も育ててきた、ダニエルズさんのコーチング手法の基本をまとめたものです。誰かをコーチするんじゃなくて、自分自身のセルフコーチングにも役立つ点があると思いますよ((o(´∀`)o))フレーフレー
ジャック・ダニエルズ「コーチングの基本」
(青字がスライドから、黒字は補足)- ランナーは皆違うので個人個人として見る
この重要さは特に強調してました。スポーツ科学・トレーニング理論はランナーの平均を扱っており、当然個人差がある。全員に同じような練習が必要なわけではなく、また同じ練習で同じように強くなるわけではない。 - 誰にでも調子の良い日と悪い日がある
タイムトライアルやレースで伸びてなくても、落ち込まないで・・・。 - 中期目標と長期目標を両方持つ
私の場合は、マラソン1ヶ月前、2ヶ月前の目標と、レース目標を設定してます。更に長い目で見るとボストンでサブスリーかな? - まぐれでいいパフォーマンスが出ることはない
偶然いい結果は出ないが、偶然悪い結果が出ることはある。 - いつでも頼られるようにしておく
セルフコーチならいつでもですねw 他人へのコーチは、最近はメールコーチングとかで遠隔地でもコーチングできるようになってきてますね、いいか悪いかは別として。 - ほとんどのレースの失敗は序盤に起きる
私はレース経験が浅いのでよくわかりませんが、序盤のオーバーペースはよく体験してますw - 可能なときは、なるべく誰かと一緒に走る
私は今までほとんど一人でしたね・・・。グループじゃないとこなせないようなポイント練を滅多にしてないってのもありますが。いつも一人でモチベーションを保つのが大変な人は、ブログを書いて、みんなに応援してもらうのも手ですよ~。 - 休養とは、トレーニングの一部であり、サボりではない
そう、こうしてランオフしてブログを書くのも、トレーニングの一貫なのです( ー`дー´)キリッ - すべての練習は、なぜそのメニューをやるのか目的を言えるように
初心者のうちは毎回何も考えずジョギングしてるだけでも速くなりそうですけど、伸びしろがなくなってきて殻を破りたいときは特に重要なんでしょうね。「持久力がないからLT走をする」「今後強度の高い練習をするためのLSD」、みたいな感じでしょうか。 - アドバイスはいつもポジティブに
アメリカは学校でも会社でも、褒めて伸ばすタイプの指導法が多いですね、いいか悪いかは別として。「才能ないなら辞めちまえ」とか、言いませんw - 怪我や病気のときは練習しないこと
私は調子悪かったら余裕で休みますので、この点問題ありません( ー`дー´)キリッ > ダニエルズ氏 - 良質の食べ物と睡眠を心がけること
そういえば、体づくりのスペシャリスト・ボディビルダーのトレーニング方法を見ると、練習と同じくらい栄養と休養に神経を尖らせてますね~。マッスル北村の食事とかすごすぎますw - 練習は常に報われる
ダニエルズさんいわく、練習は楽しくあるべきだが、いつも楽しいとは限らない。ただし、常に報われるよ、とのこと。 - 一貫した練習が成功の鍵
一度だけすごいメニューをこなせたからといって安心するのではなく、継続的にこなすことが重要だとか。(;・∀・)ギクッ - 今目の前にあるタスクに集中せよ
ランニングだけでなくいろいろなことに当てはまりそう。 - パフォーマンスの向上具合は人によって違う
早熟な人もいれば遅咲き(例:川内選手)の人もいます。 - アスリートを、一人の人間として接せよ
指導者だからといって偉そうにするな、ってことでしょうね。アスリートの場合は怪我のリスクや競技人生そのものをコーチに託すわけで、信頼関係は重要ですもんね。
人生全般にも役立ちそうな教訓もいくつかありますね!
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