このエントリーは、はじめてのレースシューズ!イントロ編、日米の流行比較編の続編です。
ひと通りシューズの知識を仕入れたら、あとはショップへGO! 先週末、SALTYさんに教えてもらった「エリートランナー」というお店のセールに行って来ました。
ランニング専門店に行くのは初めてです!エリートランナーという名前からして上級者向けっぽい店ですが、大丈夫かな・・・、ドキドキ・・・。
店に到着すると、煙の匂いが・・・!
駐車場にテントが出ていて、そこで店員さんが肉を焼いています。どうやら今日は、来店者にハンバーガー振る舞う日だったようです。ランナーを餌で釣るのかw
「いらっしゃいませ。なにかお探しで?」
(実際は若い白人の店員さんだったんですが、アイコンは素材集にあったのを適当にw)
「こんにちは、表のハンバーガーをレース用のシューズを探しに来ました」
「お安い御用。今持ってるランニングシューズのサイズはいくつですか?」
「2足持ってて、7.5と8です」←今まで適当にサイズ合わせしてたのがバレバレ
「でも適正サイズとか正直よくわからないんですよね」
「OK、じゃあサイズを測りましょう」
(写真:Brannock Device Co., Inc.より)
こういう計測器(Brannock Deviceっていうらしい)で測ります
「お客さんだと適正サイズは7前後ですね」
「左右でちょっと足の大きさ違うかな」
「うちは8 (26.0cm) 以上しか在庫がないんですよ」
「え・・・。」
どうやら今まで適正より0.5~1cm前後、大きいシューズを履いており、自分のサイズにあったシューズは店頭で入手できないようです・・・(@_@;)
正しいサイズの選び方
ミズノのサイトから試着時のサイズ合わせ方法を貼っておきます。私もショップでこのやり方でサイズを合わせてみましたが、USサイズ8では捨て寸(wiggle room)が大きいと言われました。そういうのをちゃんと正直に教えてくれる店員さんで良かったです。まず靴ヒモを通して、足を入れます。(出展:ミズノランニング|知る・楽しむ|ミズノランニングレッスン)
そしてシューズのヒールカウンター(カカトのあたる部分)にカカトを合わせてから、靴ヒモを締め、つま先に捨て寸とよばれる余りがどれくらいあるかで判断します。
この捨て寸は一般的にジョギング用で約1cm程度といわれています。
よく言われているような「シューズを履いて、カカト部分に人差し指を入れる」という方法では正しいサイズは選べません。
またシューズを履くときは必ず両足とも履くようにしましょう。人は左右で大きさが違っているからです。
※つま先とありますが、厳密には一番長い指のことですね。上の図のように親指が一番長い「エジプト型」は親指からですが、人指し指が親指より長い「ギリシャ型」(Morton's Toe)の人は人差し指からで、私もこのタイプです。
追記:捨て寸はもっと小さくとる流儀(?)もあるようですが、私の経験上は捨て寸0.5~1cmぐらいだと走りやすいことは走りやすいですが、フルマラソンではじめて黒爪になりました。その前は捨て寸1.5~2cmぐらいで5年走りましたが、そちらは全く問題なかったです。
左右の足のサイズが違う人は、日本だったら違うサイズで買える店があると聞きました。アメリカはどうなんだろう…?同じサイズしか買えないという前提だと、ランニング・タイムズ誌によると、大きいほうの足に合わせてサイズを選ぶのがいいそうです。
サイズはインソール、ソックスで変わってくるので。試着にはインソール、ソックスも普段のを持参するといいそうです。一日の終わりのほうが足がむくんで大きくなるので、朝より夕方に試着するのがベターだとか。
サイズがないときはレディース用も…
コーチJ.D. Dentonさんの記事によると、Adidas, Nike, New BalanceあたりはUSサイズ6.5も作っているとか。近年は女性用のシューズも男性用と同等のクオリティで作られているので、デザインが若干違ってもいいなら、女性用シューズを履いてもいいんじゃないかと言っています。ただし、同じサイズでも女性用モデルは靴幅が狭い傾向があるので、気をつけたほうがいいとも書いてありました。穴を開ける
中で足が滑るような場合は、靴紐を通す穴を追加で空けるという手もあるようです。ランナーズワールドにデモ動画が載っています。シューズサイズは規格乱立
サイズといえば、アメリカのシューズのサイズはすごくわかりづらいです。USサイズとcm表記の換算式は男女、子供、規格(ブランド)毎に違います。詳しい経緯はWikipedia: Shoe_sizeにありましたが、規格乱立でカオスです・・・。ちょっと調べたところ、女性のUSサイズ8は24.5cm(Saucony, Mizuno)、25.0cm(Adidas, ASICS, Nike)、25.5cm(Newton)、26.0cm(Brooks)とブランドによって違ったりします(リンク先はサイズ換算表)。女性は大変ですね…。
サイズ合わせは返品前提ネットショッピングで・・・!?
ネット系シューズショップは、アメリカだとZapposみたいに返品が送料込み無料を売りにしているところもありますね。日本だとロコンドとか?ランニングシューズを売ってるかは不明ですが…。(追記:両方とも種類は少ないですが、売っていました。でも高めです。) Zapposのリターンポリシーは「If you are not 100% satisfied with your purchase, you can return your order to the warehouse for a full refund」となっています。また、Zapposのビジネスモデルによく似ていると言われているロコンドの場合、サイトに「買ってから選ぶ。」「どうぞ遠慮なくご返品ください」「サイズをしっかり確認できる」などと書いてあることから、サイズ合わせ返品を前提にした仕組みになっていることが伺えます。※ただし、そういう前提ではないお店では、返品しまくるのはお店に負担がかかるので止めたほうがいいと思います。踵とつま先の落差
サイズ選びに関連して、シューズ選びの参考になるのは、他にもプロネーション具合やheel-to-toe drop(HTドロップ/踵とつま先の落差)などがあるようです。※プロネーションのほうは別記事で執筆予定なので今回は触れません。踵とつま先の落差は、踵部分の高さとつま先部分の高さの差です(下の写真参照)。0mm(通称ゼロドロップ)から15mmあたりまで様々あり、Running Warehouseで各シューズの数値が公開されています。
(写真:Running WarehouseによるYoutube動画のキャプチャ)
バイオメカニクスの研究者かつランナーで、人気ブロガーでもあるRun Bloggerさんの記事によると、以下のとおり。
HTドロップの数値は、低ければ低いほどランニング中にミッドフット~フォアフットで着地しやすくなる、と信じられている。この結果を裏付ける研究があるかどうかわからないが、私自身の異なるHTドロップのシューズを履いた経験と、ラボでのHTドロップとフットストライクと関連を調べた非公式の実験によれば、これは正しい可能性が高い。(引用元:RunBlogger - Heel-Toe Drop or Offset: What Does it Mean in a Running Shoe?)
フォアフット気味にフォーム改造をしている方は、いきなりゼロドロップにするより、段階を経たほうがいいそうですよ。
さて、私のシューズ選びの話のつづきです。
シューズのサイズは、在庫がなくても7ぐらいなら普通に作っているようで、取り寄せができるようです。今が1~2回りオーバーサイズなだけに、サイズ合わせなしでネットで買っちゃってもいいかな~とも思っています。どう転んでも現状よりよくなりそうなので。
Dick'sにはサイズ7のシューズが極わずかあったので履いてみたんですが、これでもジャストかちょっと大きいぐらい。6.5か7か迷いどころです。
(つづく)
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