2014/02/28

【75Tデビュー】16kmの壁!?撃沈レースレポ



書くのが遅くなりましたが、先週のレースレポです。

ウェア


今回初めてこのTシャツを着ました!



ブログ村マラソンカテのブログでよく見かける「75T」(詳細)です!

さぶろうさんのブログによれば、チーム75グッズは今まで644個売れてるとか。
・・・恐るべしチーム75!


ちなみにこれは前々々々回ぐらいの発売の時に手に入れたものです。
今更ですが、さぶろう店長、ありがとうございました!


ところでこのシャツの素材、すごくよかったです。大学時代は綿素材でチームTシャツとか作りましたが、今は速乾素材でも廉価で作れちゃうんですね。
・・・恐るべしチーム75!!





これを着てたら、いつかどこかの大会で、ブログ村の村民同士見つけられるのではと、淡い期待を抱いてます。たとえアメリカの大会でも?!
・・・恐るべしチーム75!?


攣り対策


これまでのフルマラソンでは3回ともふくらはぎが痙攣してます。
去年11月の10マイルレースでもゴール直後に攣っており、10kmより長いレースでは攣り率100%!

前回の記事でも書きましたが、今回も攣る予感がしていました。

というわけで、攣り対策強化です。

痙攣のメカニズムを調べた記事では電解質は痙攣と関係ない説もありましたが、害がないなら一度試してみようと思って、塩サプリのSaltStickをアマゾンで入手。以前LondonSparrowさんRubber Side DownさんSALTYさんにコメント欄で勧めていただいたものです。


▲カフェイン錠剤、テープ、エナジージェル、SaltStick

それからMitsyさんおすすめの攣り対策、テーピングも・・・と思って薬局でそれらしいテープを購入。

ところが、レース前に貼ろうとしても、よく伸びるものの、粘着力ゼロ。
全然肌に付かない…(; ・`д・´)







どうやら、キネシオじゃないテープ(ガーゼの代わりみたいなやつ?)を買ってしまったようですorz


渡米してすぐの頃、ある商品を買った記憶が蘇りました。
これ、何の変哲もないボディシャンプーに見えますよね?




(´・ェノ|柱|。。。

実は、body shampoo ではなく、baby shampooですw

ぱっと見わかりにくいですよね?

|彡サッ


レースコンディション

氷点下な毎日ですが、ひさびさに気温が6度まで上がり、レース日和!
ただ、レース会場の湖は凍ってました。


▲氷の上を歩いている人も。


▲氷にドリルで穴を開けて何かしてました。アイスフィッシング?

風はちょっとつらかったです。


レース結果

今回の20マイルレースの5K スプリット(ガーミン計測)です。

前半は目標ペースの4:19/kmにまあまあ近い形で走れました。

【前半15K】
21:38 (4:20/km)
21:36 (4:19/km)
21:46 (4:21/km)

ところが後半。
ネガティブスプリットで4:10/kmが理想だったのが…

【後半15K+α】
23:42 (4:44/km)
25:05 (5:01/km)
24:53 (4:59/km)
13:12 (5:02/km) (2.6km)

16kmちょっとで攣ってしまい、ボロボロ。
攣った直後はリタイアしようかとも思いましたが、なんとか完走することに。飛ばすとまた再発する絶妙なバランスのペースがキロ5分ぐらいでした。


痙攣についてまた考える

また10km以上レースの連続攣り記録を更新です。
ただ、攣り具合やその後の疲労はレース毎に軽くなってきているような気がします。


夏の練習では、4:27/kmで攣らずに30kmを走りきれていました(記事)。
その時のほうが走力があったのか…?
今回調整が悪かったのか…?
坂と風がきいたのか…?

夏以降スピードはついてる気がするんですが、30km以上のロング走はやっていません。月間走行距離もその頃より落ちています。なので、マラソン用の「脚作り」がまだまだできてないのかもしれません。

毎回レースで攣る時は16km~20kmぐらいで攣ってるんで、そのぐらいの距離の、レースペースよりちょっと遅いミドル走もしたほうが対策になるのかな?

いずれにせよ、30~35キロのエネルギー切れの壁より前の、16~20キロの痙攣の壁をなんとかしないといけません。


目標ペースを無難にしてたらレースも無難に終わっていたはずです。
でも達成できるかどうか危ういラインにしておいたおかげで、攣りはしましたが、課題も見つかって良かった・・・と今回はポジティブに捉えることにしたいと思います。


P.S. 一緒に走ったN氏、SALTYさん、お疲れ様でした!


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2014/02/19

週末の大会に向け、目標タイムを決めてみるの巻

今週末はまともな気温になりそうで、レース日和になりそうです!

目標タイムどうしよう…。
最後のレースは11月だし、タイムトライアルもしてないし、現在の走力がよくわかりません(TдT)

参考に、今までの自己ベストはこんな感じ。

距離
タイム
VDOT
詳細
42.2km
3:14:45
49.6
30km
(2:13:31)
49.9
21.1km
(1:31:46)
49.8(2013年8月土トラック練)
16.1km
1:07:30
50.9
10km
40:43
50.9
5km
19:03
52.72013年10月レース
(2013年8月 トラックTT19:01)

※タイムはネットタイム(参考:グロスタイムの弊害とネットタイム重視への流れ)。
VDOT の計算は ダニエルズ式ランニング用計算ツール


VDOTで比べると5Kが一番高くて、距離が伸びるほど落ちてるんで、スタミナ型というよりスピード型っぽいですね。

最近の練習は、一応VDOT 52.7 + 1 = 53.7設定にしていました。
(参考:VDOT++…練習強度をいつ上げるか?○○でしょ!

VDOT53.7の対応ペースは、

  • Eペース: 4:50-5:08/km(ジョグ)
  • Mペース: 4:15/km(マラソンレースペース)
  • Tペース: 4:01/km(閾値走)
  • Iペース: 3:41/km(インターバル)
  • Rペース: 3:26/km(レペティション)

です。

しかし、トラックがずっと雪で覆われているので、今年になってからは1月に雪上閾値走を1回やったのみ。インターバル走は0回です…。(MペースとRペースの練習は元々やる計画なし)


昔はもっとゆっくりジョグが中心だったんですが、最近のジョグはEペースあたりを目標にしています。全然ブログでは触れてなかったですが、週2~3回走ってます。2月に入ってからの練習は、こんな感じ。

  • 22.0 km @ 4:42/km, 3℃
  • 10.5 km @ 4:39/km, -1℃
  • 11.1 km @ 4:48/km, 0℃
  • 10.8 km @ 5:19/km, -5℃
  • 18.0 km @ 4:46/km, -12℃ ←攣った
  • 11.0 km @ 5:33/km, トレミ
  • 11.3 km @ 4:58/km, -2℃
  • 9.1 km @ 4:44/km, 0℃

一度、ひさびさに練習で攣りました。゚(゚´Д`゚)゚。
22km走の時はもっと速いペースでも余裕があったのに…。
寝不足+寒くて早く疲れたせいかな?
そうそう、この日はアイスバーンが多くて怖かったです。


さて、今回の大会は20マイル=32km。
スピード型の私にはつらいですが、VDOT53ぐらいで行ってみたいと思います。


さて、タイム&ペースはと言うと…?
いでよ、ダニエルズさん~~!


ダニエルズ式ランニング用計算ツール

2:16:30。
4:15/km。

速い。
また攣る予感がします…。

イーブンで行くと早く攣ってしまいレースを楽しめない気がするので、苦手だけどネガティブスプリットを目指そうかな…?(・∀・)イイコトイッタ!!



ということで、
前半4:19 後半4:10ぐらいのペースを目標にしてみたいと思います。

ん?11月の10マイルレースのタイムが1:07:30だから、後半1:07:03だとそれより速いことになってしまいますね。

(´ε`;)ウーン…

まあ撃沈覚悟で走ろう。

|彡サッ





|д゚)チラッ

そういえば東京マラソンも今週末ですね。
走られる方、がんばってください!

大会サイトには、エリート選手のプロフィール一覧(PDF)が載ってました。

IAAFがCOURSE RECORDS UNDER THREATという記事を出してましたが、去年出た男子の大会記録が早速塗り替えられるかもしれないとのこと。楽しみですね!
日本人選手にもぜひ頑張ってもらいたいです!

|彡サッ



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2014/02/16

写真から似顔絵イラストと、ゼッケン風ランニンググッズを作ってくれるサイト

ランニングサイト「i love to run」が、先月面白いサービスを開始したようです。
写真を送ると、それを似顔絵にしてくれます。

クレジットカード決済で日本からも注文できそうです。
Billing/Shippingフォームの住所は日本も選べます。

写真から起こしたランナーの似顔絵

フルカラーで解像度300dpi。

値段は24ドル。
回し者じゃないですけど、これはお手頃価格ですね…!

イラストは4~7日ぐらいで完成。
Eメール納品だそうです。


写真から起こしたランナーの似顔絵2
(イラスト:ilovetorun.org

写真と出来上がったイラストの比較はこんな感じ。


















さらに、そのイラストを使った eBib というゼッケンを作り、そのゼッケンをプリントしたグッズも作れるとか。(※ bib はゼッケンという意味です)

写真から起こしたランナーの似顔絵で作ったグッズ


SNSとかブログ用にプロフィール用肖像画を作ったり、
グッズを作ってランナー友達にプレゼントする、
なんて使い方ができそうですね!


eBib の文字は好きなものが自由に入れられます。
同サイトには、おもしろ eBib 投稿コーナーがあり、たぶんそこで使うイラストを写真から起こせるようにしたのがこの似顔絵作成サービスのはじまりなのかな?

ちなみに投稿コーナーは、ランナーあるある系ネタが多いです(笑)
ちょっと紹介してみます。


「高速の出口まであと○○マイルという表示を見ると『それぐらいなら走れる!』と思ってしまう」
おもしろ eBib

「10ドルの映画チケットは高いとバカにするけど、たった30分の5Kレースには喜んで40ドル払う」

「持ってるランニングシューズにかけたお金が、それ以外の靴より多い」

「友達の分類カテゴリーが、『ランナー友達』と『それ以外』になっている」

「洗濯物の分け方が白系、色物、そして速乾素材だ」

う~ん、あるある・・・?!

以上、 ilovetorun(via competitor )からでした。

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2014/02/14

詳細レビュー:ランニングに最適!防水ウェアラブル音楽プレイヤーSony NWD-W273

Weight of NWD-W273 = 28.5g
レビュー対象
SONY NWZ(D)-W273

良い点
  • 音質最高
  • 耳栓(遮音)効果
  • 邪魔なコードなし
  • 重量を感じない軽量さ
  • シャワーランでも壊れない防水性能

悪い点
  • ボタンが固く押下感がない
  • 商品名に愛着がわかず覚えにくい
  • 慣れるまでちょっと装着に時間かかる

前回の記事の続きです。誕生日に買ったのは、イヤホンと本体が合体したポータブル音楽(MP3)プレイヤー!

私は一人で走るときはほぼ100%音楽を聴きながらです。必需品だけにいろいろ調べて買いました。 iPod 2台を経ての乗り換えですが、今のところ大満足!これ、ランニング用音楽プレイヤーの決定版かもしれません!?

W273は去年2月発売でランナーにはすでにかなり広まってるようなので、今更感もありますが、せっかくなのでレビューします!なお、後述しますが現在は後継版のW274Sも出ています。

※プールでも使えるのが売りの製品ですが、今回はランニング/ジョギング用途のみのレビューです。

パッケージ

数日前、この製品が水に入って自販機で売られているというニュースが話題になっていましたが、あれは防水性を分かりやすくするためのCM演出です(笑)

ボトル入りNWD-W273の自動販売機
(写真:CMキャプチャ

▼実際はこんなパッケージに入ってきます(アメリカ版)。
※日本版は違うかもしれません
NWD-W273パッケージ



本体が別にあるタイプのワイヤレスイヤホンではないですよ。
本体とイヤホンが一緒になってるんです。


▼充電や音楽ファイル転送はUSBケーブルをPCにつなげて行います。
NWD-W273のUSBクレードル


付けてみた

イヤーピースがLL、L、M、Sサイズと8個ついてきました。



最初についていたのは大きすぎて違和感がありましたが、右と左で違うサイズのMとSにしたらピッタリ合いました。

私がアメリカで買ったのは NWZ-W273 となってますが、日本では NWD-W273 という名前のようです。日本版はイヤーピースにLLがついてないかもしれません。機能は両者同じはずです。


普通のイヤホンよりは大きいので目立ってしまいますが、デザインのほうはどうでしょう??

早速つけてみたところ・・・








!?!?

撮った後に気づいたんですが、1つ大きな問題点が。

ピンぼけ?
いやいや、それもそうなんですが・・・

上下逆でしたw
でも、これでもピッタリ合います。


▼正しい装着例はこんな感じです。

(写真:W273ソニー公式ページより)


耳かけ式ですが、メガネをつけたままでもちゃんと装着できました。

スペック




  • 【防水・耐水性能】水深2m、水洗い可
  • 【容量】4GB
    • 48kbps/約177時間10分
    • 128kbps/約66時間20分(1曲4分として900曲)
    • 1411kbps/約6時間
  • 【対応フォーマット】 MP3 / WMA / Linear-PCM / AAC
  • 【充電】クレードル(USB2.0)
    • 内蔵型リチウムイオン
    • クイック充電:3分で1時間分
    • フル充電:1.5時間で8時間(MP3 @ 128kbps)
  • 【ヘッドホン】13.5mmプレミアムEXドライバ

音楽を転送する方法は、パソコンからUSBメモリの要領でMP3などの音楽ファイルをコピーするだけ。ただし、著作権保護された特別な形式のファイルは再生できないそうです。

iTuneのような管理ソフトもあるようですが、私は使ってません。また、iTune / Windows Media Playerからドラッグアンドドロップで曲移動可だそうです。

ディスプレイがないのにどうやって聴きたい曲を探すのかと思ったら、曲送りボタンを長押ししてフォルダ移動ができるみたいです。なので、音楽ファイルをアルバムやプレイリストごとにフォルダ分けしておくと便利です。

【追記】例えばこんな感じにMP3ファイルをフォルダ分けしていたとすると、album_1 の song_A を聞いている時に長押しするとalbum_2 の song_C に飛びます。

WALKMAN/
`-- Storage Media
    `-- MUSIC
        |-- album_1
        |   |-- song_A.mp3
        |   `-- song_B.mp3
        |-- album_2
        |   |-- song_C.mp3
        |   `-- song_D.mp3
        `-- playlist_1
            |-- song_A.mp3
            `-- song_C.mp3


1つの曲をいくつかの違うフォルダに入れたい時は、その都度コピーします。その場合は容量は重複した分だけ食ってしまいます。(iTuneでは、ショートカット/シンボリックリンクのような仕組みで容量が増えないようになってます。)


曲の一部(イントロではないので、サビが自動検出されてる?)を数秒だけ再生して次々に曲を試し聴きできるザッピング機能もついています(再生中に再生ボタンを長押し)。ランダム(シャッフル)再生機能もあります。

一応「ウォークマン」ブランドなんですが、私がウォークマンと聞くとイメージするカセットテープのやつからは、ずいぶん進化したみたいです(笑)

重さを比べてみた

iPod Nano 第2世代の重さを測ってみたところ、本体40g。イヤホン付きで52gでした。

iPod Nano weight

一方W273は・・・約29g
軽いです。

NW-W273 weight


最近は携帯を音楽プレイヤーとして使う人も多いですね。
iPhone 5Sを量ってみたところ、カバー付きで134gでした。

iphone 5s weight


比較:W273 vs W274S

買う前にアマゾンでW273のレビューを読んでいると、意外と良くないという意見も多かったです。大体はプールでの使用についての苦情です。イヤーピースがしっかりはまっていないと、音が聴こえなくなると…。私はランニングにしか使わないので、その点は気にしませんでした。

W274Sは、水が入らないよう改良されたイヤーピースがついてくるのと、容量が4Gから8Gになったそうです。アメリカのサイトでは全然見ないので、まだ日本でしか正式販売していないのかもしれません。水泳に使おうと思っている方は、この後継モデルのほうがいいようですよ!値段も数千円の違いだと思いますし。

私はW273で問題ないので、そっちを買うことにしました。


ところで、ほんとに些細なことなんですが、ウォークマンWシリーズの商品名って覚えにくいです。

進化の過程は、NW W253→W263→W273。その後同じW270シリーズでマイナーバージョンのW274S…。こういうIDみたいな商品名、マーケティング上の方針なんでしょうか。幅広いユーザを対象にするなら、「NWD-W274S」みたいな記号の羅列ではなく、意味のある単語を最低1つは入れると違うかもしれません。ちなみに「ウォークマン」は私の中ではちょっと古い臭いカセットテーププレイヤーの一般名詞的なイメージがあります。海外向けのブランド戦略としてはいいのかもしれませんが、日本人相手だと・・・どうなんでしょう?

ヘッドホンと音質を聴き比べてみた

Daft Punk の Give Life Back to Music を聴き比べた時の音質を比べると、私の印象ではこんな感じ。

iPod イヤホン < SONYの安いヘッドホン <<< Sony W273 <= オーディオテクニカの高級ヘッドホン


headphones: sony mdr-xd100, sony nwz-w273, audiotechnica

SONYのヘッドホンは、SONY MDR-XD100。昔買った2000~3000円ぐらいの安物です(写真左)。

オーディオテクニカのヘッドホン(写真右)はオフィスメイトのオーディオマニアのインド人から借りました。300ドル(3万円)で買ったと言っていた気がします。

なんかよさ気なヘッドホンだったので話しを聞くと、オーディオテクニカがいかに偉大かの解説、およびヘッドホン講義が始まりました・・・。

このモデルはアフリカの木ではなく北海道産の桜の木なので音質がいいこと。彼の持っている4つのオーディオテクニカのヘッドホンの違い。オーディオテクニカが日本のファミリー企業なこと。グラミー賞のマイクも毎年このメーカーのが使われていて、アメリカのオーディオマニアの間ではとにかく大人気なこと。アメリカメーカーが重音にチューニングしすぎている(?)ことへの批判。最高のヘッドホンを探すなら、40万ぐらいする日本のSTAXやアメリカ製では一番いいGRADOというメーカーのもあること、「b」マークがポイントで最近流行ってるbeatsはマニアの間では不評などなど…。





( ゚д゚)ポカーン

マニアックすぎて意味不明な箇所も多く、覚えてるだけでこれぐらいですが、オーディオうんちくがいっぱい聞けましたw

オーディオテクニカが日本企業なことも知らなかった日本人は私ですw


聴き比べの結果ですが、オーディオ素人の私でも比較してみると音の違いがはっきりわかりました。

iPod イヤホンとSONYの安いヘッドホンは、音がペナペナしたかる~い感じ、という感想。
今まではそんなに気にならなかったんですけどね。
注意して聴き比べるとそういう印象です。

一方Sony W273 とオーディオテクニカのは、低音が効いていて、各楽器の音が綺麗に聞き分けられ、楽器が目の前にあるような臨場感もあり、今まで気付かなかった音にも気づくことも。

とにかく、違いははっきりわかります。W273は水すら入らない密閉型の遮音性能のあるカナル型ですから、普通のヘッドホンと比べてしまうのはちょっとアンフェアなのかもしれませんが…。

今回比べてるタイプのヘッドホンだとどんなに音量を上げても、隣の人の会話が耳に入ってきますし、音漏れもします。一方、W273だとボリューム次第では外の音は全く入ってこないですし、音漏れしにくいので、音楽をかけつつ集中して作業したいときにもいいと思います。

率直な感想はこんな感じです。アマゾンUSのレビューでは音質が褒められてましたが、まさかここまでいいとは思いませんでした。


トレッドミルで走ってみた

走っても全然ブレないし、汗をかいても耳栓効果で中に汗が入らず、音はずっと聴こえました
( ´∀`)bグッ!

アマゾンUSのレビューでは、キックボクシングをしてもブレなかったという書き込みも。シャワーを浴びても問題がなかったそうなので、シャワーランぐらいなら余裕でしょうね。


注意点として、W273は音楽を再生しなくても耳栓効果で周りの音が遮断されます。前述のとおり、音楽をかけるとボリューム次第では周りの音は全然聞こえません。どっぷり音楽にはまれるのはいいんですが、同時にマイナス面でもあります。外を走る時は車に気をつけないと、と思いました。

あ、ボリュームを下げると、今度は自分の足音がちょっと気になりました。(W273が耳の中で揺れるせいかな?)

軽いのはほんと嬉しいですね。カナル型イヤホン特有の耳栓をはめている感じはまだ慣れないですが、重量は全く感じません。


【2/25追記】その後数回のジョギングと普段使いで使っていますが、足音はもうあまり気になりません。耳に何か入っているという違和感にも慣れました。1時間程度のジョグしかしてないですが、耳が痛くなったりということはまだありません。

iPod にしなかった理由

ランニング用に長いこと iPod Nano 第2世代(4GB)を使っていたのですが、もうイヤホンがボロボロになってしまいました。銅線がむき出しになり、耳のところのゴムも取れて、みすぼらしい姿に…。

old ipod earphones

イヤホンを買うぐらいなら、もう本体ごと新しく買おうかと思い、iPod 以外でいろいろ調べていて、結局 W273に行き着きました。アマゾンUSの評判を調べても 、iPod から切り替えた人がちらほらいました。

私にとって、iPodをランニングで使う上での問題点は、防水性能とイヤホン。

防水性能

iPod / iPhone は走ってる最中に雨に濡れると、壊れるリスクがあります。

昔は iPod Touch 第1世代を使ってました。しかし、ある日思いがけない雨で壊れてしまいました…。

その後、奥さんが使ってなかった iPod Nano をお下がりでもらったので、使ってました。Nano も何回か雨を経験しましたが、こっちは運良く壊れませんでした。(たぶん大した防水性能はないので、マネはしないでください…)

保証期間内でも、大抵のメーカーの保証は雨による故障はカバーしてないのでご注意を。

イヤホン

iPod はイヤホンにも問題があります。

まず、走ってる時にコードが邪魔。

特に寒い時。iPod の動作時温度は、0°C〜35°C だそうなので、こういう文句は適切ではないかもしれませんが・・・氷点下ランのときはコードがカチカチに凍って、邪魔な上にそれがウェアに当たる時にかなりのノイズになります。うるさすぎるので、コードを持ってウェアに当たらないようにしながら走ったりもしますが、めんどいです。(これって雪国ランナーあるあるですよね・・・?!私だけ?)


暑い時にも、別の問題があります。

汗が耳に入ると、イヤホンが一時的に聴こえなくなってしまうのです…。私はあんまり汗をかかないほうなので、夏の暑い時かトレッドミルの時ぐらいしかその問題は起きないんですが、それでも聴こえなくなるとテンションが落ちます。雨の時も同様です。


そういうわけで、ランニングに向いている防水MP3プレイヤーとイヤホンを探していたら、両方が一緒になった今回の製品に行き当たりました。


他のランニング用MP3プレイヤー候補

iPod シリーズでランニング用の候補を比べてみると・・・
  • iPod Nano 第6世代: 容量8/16GB。クリップ型で軽い。ラジオも聴ける。
  • iPod Nano 第7世代: 容量16GBは大きくBluetooth対応だが、クリップ型になってない。
  • iPod Shuffle 第4世代: クリップ型で安価だけど、容量2GBは小さい。
▲Nano #6▲Nano #7▲Shuffle #4
(写真:apple inc)


この中では iPod Nano 第6世代が有力でした!

ただ、前述の問題があり、iPodはやめることに。


Nano第7世代はBluetooth(無線通信)対応なので、それとJaybirdみたいなワイアレスイヤホンを組み合わせるのは手だったかもしれません。自宅での再生はBluetoothスピーカーにしたりと、切り替えもできるのは魅力的。

それとポッドキャストを聞く人にはiTune+iPodは捨てがたいですね。NW-W273もiTuneから移行できるようですが、私はそういった機能は使わずファイルエクスプローラーでフォルダに直接mp3を突っ込んでいるので、iTuneとの相性などはわかりません。

ちなみにiPod製品は、割高ですが専門業者によって防水加工されたものも売ってるみたいです。


今回候補にはなってないですが、GPSウォッチにMP3プレイヤーが入った「Adidas miCoach」や、MP3プレイヤー内蔵のサングラス「Oakley Thump」もコンセプトとしては面白いと思います。

ちょっと脱線しますが、未来のMP3プレイヤーとして気になっているのは、ドイツはBRAGI社の「The Dash」スマートワイヤレスイヤホン/活動量計。

the dash project - wearable earphone-mp3
(写真:KickStarter - The Dash Project

上の写真のようなコードのない小さなスマートイヤホンです。ここにBluetooth通信機能、4GBストレージ、加速度センサー、心拍数モニター、バッテリーが全部入ってる夢の様な防水MPプレイヤー・・・と言いたいところですが、今はアイディア+試作だけ。本当に実現するのかはわかりません。KickStarterでのクラウドファンディングで資金集めはものすごくうまくいっているものの、実現性を疑問視する声も(英語記事)。2014年10月に1000台の製品化を目標としてるそうで、楽しみです。

将来は、曲探索が音声やジェスチャーでできるような製品も出るかも知れませんね。グーグルグラスはカメラ内蔵なのでジェスチャー認識できそうだし、形としては近いのかも?!


追記:3ヶ月使用した感想

いまだに大満足です!うるさい飛行機の中でも快適に音楽が楽しめました。
ただ、商品名は未だに覚えられていません・・・(笑)

充電できない!故障かな?と思ったら…

購入3ヶ月後に、電源が入らなくなり、USBクレードルからPCにつないでも充電ランプがつかなくなることがありました。どうやらフリーズしていたようで、PCにつないだままリセットボタンを爪楊枝の先で押したら直りました。直前まで普通に動いていたのですが・・・。壊れたと思ったらお試しあれ!ちなみにこのリセット機能では、中の音楽ファイルは失われません。


まとめ

参考になったかわかりませんが、ランニング用途ではSony NWD-W273、大満足です。
もちろん普段使いのMP3プレイヤーとしても、おすすめです。音楽を再生しないで、耳栓としても多少使えます(笑)

この感動具合は、5年間スニーカーで走ってきてはじめてちゃんとしたランニングシューズで走った時(記事)並みかもしれません…!

また使用を続けて気づいたことがあれば、追記したいと思います。

▼NWD-W273
▼NWD-W274S


▼NW-W270シリーズのアクセサリー



関連リンク(ブログ内)


関連リンク(外部サイト)

  • ソニーの公式サイト(スペック、オンライン取扱説明書など)
  • 神奈川県警 - 神奈川県道路交通法施行細則の一部改正について
    大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。
    お住まいの地域によっては法規制もあるぐらいですから、運転中の音量にはお気をつけください。
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2014/02/12

誕生日プレゼントは、ランニンググッズで♪

つい先日は・・・



私の誕生日でした!



3才の娘がバースデーソングを歌ってくれたのですが・・・


ハッピ~バ~スデ~ トゥ~ユ~

ハッピ~バ~スデ~ トゥ~ユ~

ハッピ~バ~スデ~ メリ~クリスマス~~

・・・!?

歌詞を良くわかってなかったようです(笑)

ケーキを運んでた奥さんが吹き出してしまい、
ロウソクの火が1本消えてしまいました(笑)



↑生チョコバースデーケーキ

マカロンとイチゴが乗ってて、美味しかったです。

頑張って作ってくれたようで、感謝感謝!



誕生日プレゼントは、コレ。

ランナー向け誕生日プレゼント、SONY NWZ(D)-W273

MP3プレイヤーなんですが、
なんと耳にあてる部分が本体になっています。
ちっちゃくて軽くて防水。

パッケージで泳いでいる人は
水泳に使ってますが、
私はもちろんランニングに使います。

後日レビューしたいと思います!

追記:レビュー書きました。
ランニングに最適!防水ウェアラブルMP3プレイヤーSony NW-W273

追記:ランニンググッズのプレゼントは、他にもこういうのもいいかもしれません。
→ 写真から似顔絵イラストと、ゼッケン風ランニンググッズを作ってくれるサイト
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2014/02/08

2013年、世界の人気マラソン大会ランキングトップ30

Association of Road Racing Statistics


マラソンの統計サイトARRSの2013年のデータが更新されていたので、
そこから世界のマラソン大会のランキング(2013年、完走人数毎)をご紹介します。





完走者数大会日付
150062ニューヨークシティ11/3アメリカ
239122シカゴ10/13アメリカ
338690パリ4/7フランス
436544ベルリン9/29ドイツ
535308東京2/24日本
634170ロンドン4/21イングランド
727674大阪10/27日本
823513マリンコープス10/27アメリカ
922054ホノルル12/8アメリカ
1020679ディズニーワールド1/13アメリカ
1119534LA3/17アメリカ
1219118NAHA12/1日本
1317816神戸11/17日本
1417537ボストン4/15アメリカ
1515679ストックホルム1/1スウェーデン
1615526湘南国際11/3日本
1714783バルセロナ3/17スペイン
1814204いぶすき菜の花1/13日本
1914111京都3/10日本
2013328板橋3/24日本
2112317ダブリン10/28アイルランド
2212294春川10/27韓国
2311818かすみがうら4/21日本
2411441ハンブルグ4/21ドイツ
2511278アムステルダム10/20オランダ
2611009フランクフルト10/27ドイツ
2710975富士山11/24日本
2810881フィラデルフィア11/17アメリカ
2910745つくば11/24日本
3010665ローマ3/17イタリア
(出展:ARRS - Largest Marathons for 2013、最終更新:2014/1/17)

(元データには300近くの大会が載っています)


トップ30の中には日本の大会も、多いですね。


2013年の完走者数1位はNYCで、5万人超え!
完走者数が史上最大の大会だったようです。


「★」が付いているのは、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)の世界6大レースです。当ブログ過去記事から引用すると・・・
ちなみに市民ランナーでもWMM6大会完走を目指す人がいるようで、完走者をSix Star Finisherというそうです。最近ひとみさんブログの鈍足親父さんのコメントで知りましたm(__)m。詳しくはこちら。完走者リストはこちら
Six Star Finisherのリストには、日本人はまだ2人のみ。エントリー合戦という0次関門もあるためでしょうかね。

私は6大レースではとりあえずボストンが第一目標。上の表で2013年のボストンの完走人数が少ないのは、レース中の爆弾テロ事件で完走できなかった方が大勢いたためです。

ウォルトディズニーワールドマラソンは、その名の通り、フロリダのディズニー・ワールドを走るレース(逆に言うと、ディズニーワールドは中でフルマラソンができるぐらいでかいw)。
公式サイトによれば、「レース全体がまるで魔法のよう!」。

フル以外にも年数回runDisneyのレースがあるんですが、そこのエキスポでしか買えないNBの限定シューズもあったりするそうです。

(photo: runDisney)

(photo: runDisney、NB 860v4 Minnie Mouse 2014年限定版)

(photo: runDisney)


「完走人数=人気」というわけではないですが、多くの人が走りたいと思うようなレースは人気があるだろう、ということでそう表現してみました。エントリー数だけで見たら、もしかしたら東京が一番かも・・・?!倍率10倍超えですもんね。

マラソン観戦ファンの間では、記録が出やすいという意味でドバイ、フランクフルト、ロッテルダムやエリート選手のみが走る国際レースなんかも人気でしょうね。そういうレースでは、ケニア・エチオピアあたりの東アフリカのまだ無名の選手がさらっと活躍していたりして、面白いです。

そういえば今年のドバイマラソン優勝のツェガエ・メコネン・アセファ選手は、初マラソンだったのに2時間4分台((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
しかも18歳!すごい選手が出てきましたね…。


あとは涼しい時にやる6大レースと違い、ある意味違う競技と言ってもいい夏マラソン。オリンピックと世界陸上のマラソンも人気ですね。


ちなみにランナーとして、私的に人気ランキング上位なのは、近場のレースw
泊まりがけの遠征は一度しかしたことがありません
・・・しかも車でたった2時間の距離 ( ー`дー´)キリッ
ブログ村マラソンカテの人達はフットワークが軽くて尊敬します・・・。



ちなみにARRS、スタッツ好きの人にはたまらないサイトです。
他にもいくつか面白いデータを紹介します。

開催国別の合計完走者数(2013)


1552761アメリカ
2238470日本
3115855ドイツ
4100640フランス
577384イングランド
658677イタリア
754421スペイン
836533ポーランド
935870南アフリカ
1030196カナダ
(出展:ARRS - Marathon Statistics for 2013 - Countries with Most Finishers

人口も加味すると、市民ランナーの割合は日米同じくらい?
※言語の壁などのせいで、日本の小規模大会はカウントされていないかもしれません。


国別男女比(2013)

11.34アメリカ
21.72カナダ
31.86ニュージーランド
42.15イングランド
52.25スコットランド
62.51オーストラリア
72.67アイルランド
82.72中国
92.92南アフリカ
103.15スウェーデン
: : : : : : : : :
264.81日本
(出展:ARRS - Marathon Statistics for 2013 - Male/Female Ratio by Country

ブログ村を見ているとそんな印象は受けないんですが、数字で見ると日本は残念ながらまだまだ女性ランナー人口が少ないんですね。

アメリカは、道行くランナーを見ていても女性ランナーが多い気がします。関係ないかもしれませんが、50年ほど前は女人禁制だったマラソン競技ですが、大規模大会で女子の参加が許されたのはボストンが初だそうです(→ウィキペディア)。

ピッツバーグのランニングクラブを見ていても、先週はたまたまだったかもしれませんが、私とSALTYさんの走った 20km@5:00/km のグループは男性3人、女性6人と女性のほうが多かったです。


開催回数別ランキング

1116ボストンアメリカ
288ヨンカーズアメリカ
388コシツェスロバキア
482ポリテクニックイングランド
568びわ湖毎日日本
668ベルファスト北アイルランド
768ダーバン・アスレチック・クラブ南アフリカ
867高知日本
967ジャッキー・ギブソン南アフリカ
1067福岡日本
(出展:ARRS - Longest Running Marathons

リンク先からもっと見られますが、日本の大会は歴史の長いものが多いですね!

ボストンはダントツの歴史。さすが、アメリカ人ランナーの憧れの大会です。



以前「50歳以上のすごいランナー」でも触れましたが、ARRSのサイト内には、他にも1歳刻みの世界記録なんてのもあります。


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2014/02/04

持久系の運動をしている人は、抗酸化サプリ摂取に注意

昨日発表されたばかりの気になる論文を ScienceDaily 経由で見つけたので、軽く紹介します。
一言で言うと、ビタミンC、Eのサプリを飲むと、持久力がつくにくくなるという実験結果が出たそうです。


タイトル:Vitamin C and E supplementation hampers cellular adaptation to endurance training in humans: a double-blind randomized controlled trial(ビタミンCとEのサプリ摂取は、ヒトにおける持久トレーニングへの細胞順応を妨げる:無作為化二重盲検プラセボ対照試験)

背景として、最近の研究では抗酸化サプリがエキササイズ効果(例:持久トレーニングにおけるミトコンドリア発生など)を鈍らせるのではないか、ということが指摘されているそうです。まだヒトへの研究結果は少なく、矛盾した結果もあるとのこと。

そこでこの研究では、54人の若者を2つのグループに分け、片方には一日当たりビタミンC 1000mgとビタミンE 235mgのサプリを、もう片方には有効成分のない偽薬を与え、11週間トレーニングしてもらったそうです。

トレーニング内容は週3~4回で、HRmax90%以上の負荷のHIITと、HRmax70-90%程度の30分~60分のランニング。

11週間後に2つのグループを調べたところ、最大酸素摂取量(VO2max)と20mシャトルテスト(往復ダッシュ)の成績に変化は見られなかった。ところが、筋肉を細胞レベルで見てみると、前者のグループでは持久力向上に関連するCOX4(ミトコンドリア内膜局在タンパク質複合体)の増加が妨げられていたことがわかった。他のマーカーからも、抗酸化サプリが細胞のシグナル伝達に影響を及ぼしている可能性が示唆された。

結論として、持久トレーニングをする人は、抗酸化サプリの摂取には気をつけたほうがいいとのこと。


ビタミンC、Eは持久系スポーツに良くない
Figure 1




Figure 5

以上、こちらの論文からでした。

Paulsen G, Cumming K, Holden G, Hallen J, Ronnestad B, Sveen O, Skaug A, Paur I, Bastani N, Ostgaard H, Buer C, Midttun M, Freuchen F, Wiig H, Ulseth E, Garthe I, Blomhoff R, Benestad H and Raastad T. Vitamin C and E supplementation hampers cellular adaptation to endurance training in humans: a double-blind randomized control trial. Journal of Physiology, February 2014 DOI: 10.1113/jphysiol.2013.267419

こういう分野にしては珍しく、上のリンクからウェブで全文公開されてます。


上の論文でキーワードとなってくる、「ミトコンドリア」と持久力の関係については、次の文章がわかりやすいです。
ロード・レースの基礎である持久力に大きく影響するのがミトコンドリアや毛細血管だといわれている。というのも長時間運動する場合には主として糖や脂肪からエネルギーを生み出すことになるが、その役割を担うのがミトコンドリアだからだ。また毛細血管には、血液に含まれる酸素などを筋肉へと送り届ける役割などがある。ミトコンドリアや毛細血管を増やすためのトレーニング方法としては、LSDやLT付近での練習(L2~L4辺り)がよく知られているが、これにはちょっとした注意点がある。

それはミトコンドリアや毛細血管は使った筋繊維でしか増えないという指摘がある点だ。
(じてトレ - LTを上げるのに高強度練を組合せた方が効果的と考えられる理由


ちなみに「抗酸化サプリ」とは・・・
活性酸素の働きを抑えるベータ・カロテン、ビタミンA・C・E、セレニウム(ミネラルの一種)などは、「抗酸化微量栄養素」とよばれる。これらの栄養素を、食物を通して食べるだけではなく、サプリメント(抗酸化サプリメント)として多量に投与することで、心筋梗塞・脳梗塞・がんの予防などを通して、健康を改善する可能性が考えられてきた。
(引用元:apital - 抗酸化サプリをのみ続けると、かえって寿命を縮める可能性

上の記事は別の論文紹介ですが、なんとなく健康によさそう、とサプリを飲むのは危険そうです。詳しくはリンクをたどってみてください。



ところで、ちょっと風邪気味だった私が最近飲んでるサプリが、Emergen-C。
成分表を見たらビタミンCが1,000mg入ってます。
用法には1日2回までと書いてあるので、1日計2,000mg((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

箱には「1000mgのビタミンCや抗酸化物質は、あなたの免疫システムをサポートします(※)」と書いてあり、下の方にちっちゃく「※FDAによって評価が裏付けられたわけではありません。この製品はいかなる病気の予防などを意図しているわけではありません。」と書いてありました。薬事法みたいなので書かされてるんでしょうけど、まあちゃんと書いてるだけまともな製品ですね。他のサプリとか見たことないんで他がどうだかわかりませんが。



▲Emergen-C


まだいっぱい残ってるけど、これからは調子が悪い時だけ飲もうかな・・・。



活性酸素を抑えるため、抗酸化サプリを飲むべきか?


2014/2/7追記

「有酸素運動をすると有害な活性酸素が発生して老化したりするので、対策として抗酸化物質を摂るべき」というようなことがよく言われていますが、ランナーは抗酸化サプリを飲むべきなのでしょうか?

その話題に関連した記事をいくつか探しました。取り急ぎ、英語のまま引用します。後日、日本語での詳細をまた追記するかもしれません。


  • (2013/11) Competitor - Should Runners Take Antioxidants During Exercise?「ランナーは練習中に抗酸化物質を摂るべきか?」
    これは良記事。抗酸化サプリを摂るべきかどうかについてですが、「In recent years, exercise scientists have been trying to figure out whether antioxidant supplementation during exercise is an aid or a crutch. This question is not yet settled」と完璧な正解がまだ見つかっていないとした上で、最新の研究結果から、「Consequently, when free radicals are prevented from performing their full actions by antioxidants consumed during a workout, that workout may yield less benefit.」と抗酸化物質の負の側面を紹介。結局「We recommend that an adequate intake of vitamins and minerals through a varied and balanced diet remains the best approach to maintain the optimal antioxidant status in exercising individuals.」とのことで、食事から十分摂るのが推奨となっています。
  • (2009/11) The Science of Running - Antioxidants=Overated「抗酸化物質=過大評価されすぎ」
    オレゴンプロジェクト(米トップ実業団チーム)元コーチのマグネス氏のブログの記事。
  • (2013/7) Runner's World - Sweat Science - Resveratrol Blocks the Benefits of Exercise「レスベラトロールはエキササイズからの恩恵を妨げる」
    ランナーズワールド誌の人気ライター、アレックス・ハッチンソン氏が最新論文を紹介する記事。レスベラトロールは赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化物質だそうです。
  • (2013/10) Runner's World - Sweat Science - When Exercise and Supplements Don't Mix「エキササイズとサプリメントの相性が悪いとき」
    上と同様レスベラトロールの記事だが、別の研究論文の紹介。
  • (2007/12) Running Times - Fueling the Runner: Anti-Oxidants
    ちょっと古い記事です。管理栄養士でフルベスト2:45のママさんランナーが、当時の最新研究を紹介しています。「Supplements may seem like the easiest way of ensuring that you are meeting your antioxidant needs.  However, there are a few important things to remember in considering supplementation.  First, we already know of over 5,000 different antioxidants.  A runner can be shortchanged by consuming only one or two antioxidants via supplementation.  A diet rich in variety of whole foods containing many antioxidants is encouraged.  Second, excessive amounts of antioxidants can themselves become free radicals (1).  This situation can occur when using supplements.  Finally, supplementation can also offset the benefits of other nutrients and can be toxic when consumed in excess.  」


別に抗酸化サプリ批判の記事だけを意識して集めたわけではないですが、結果的にそういう傾向になりました。

以下個人的な意見ですが、健康の不安を煽るような宣伝文句を見たら、誰がどういう根拠で書いているかを見ると良いと思います。サプリ業者などは、サプリのマイナス面は書きませんので、差し引いて考える必要があると思います。また対極の、極端な自然派志向も、根拠に注意して参考にする必要があると思います。


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2014/02/02

年に一度のお祭り、スーパーボウルの盛り上がりのすごさ

昨日買い物に行ったら、スーパーが激混みでした。
それもそのはず、今日はスーパーボウル・サンデー!

アメフト(NFL)の決勝戦はスーパーボウルと呼ばれ、アメリカでは年に一度のお祭り騒ぎです。

スーパーボウルがどれほどのイベントか、分かりやすく書いてみたいと思います。


ウィキペディアによると・・・
アメリカでは毎年テレビ番組で年間最高視聴率を記録するなど、極めて注目度の高いコンテンツになっている。
歴代視聴率ランキングもスーパーボウルだらけ。


年間で感謝祭に次いで2番目に食糧が多く消費されることでも知られる

至るところで観戦パーティがあります。本当かわかりませんが、CM中に一斉にトイレに行くので昔ソルトレークシティの下水道システムがパンクしたとか、翌日に胃薬の売り上げが20%増しになるとか、いろいろな逸話が。


第47回スーパーボウルの再販の観戦チケット代は平均3278ドルであり、特別室での観戦では31万5000ドルとマンションの購入金額に匹敵する価格水準である。
NFLはレギュラーシーズンでも計16試合しかないので、ホームの良い対戦カードだとチケットを取るのは大変。スティーラーズの場合、ホームのチケットよりアウェイ+旅費のほうが安く済むこともあるようです。

またGBパッカーズの場合、「現在、シーズンチケット入手までには実に40年を要する。このため、ファンがシーズンチケット権の相続人を遺言で指名することも珍しくない。」(ウィキペディア)とのことw

このような入手困難性もあり、クルーザーや別荘使用権と交換を依頼する人がいたり、抽選当選の通知が指名手配犯をおびき出す為の囮に使われた事などもある。
そんなアメフトの決勝戦のチケットなので、普通のルートでは手に入りにくく、Ebayなどで買うととても高額なのです…。


CM枠が世界一高額なことで知られており、テレビ局の広告収入は2億2000万ドルを超えたと試算されている。
CM放映料は30秒で約3億円 4億円 とか。CMも面白いですし、話題にもなります。


経済誌『フォーブス』の2012年10月の発表によると、スーパーボウルのブランド価値は4億7000万ドルであり、夏季オリンピックやFIFAワールドカップなどを凌ぎ、世界一のスポーツイベントであると推定されている。
そうだったのか(;・∀・)
確かにもうすぐ始まる冬季オリンピックの話題も、あんまり聞かないかも。



今年の対戦カードは、
デンバー・ブロンコス vs シアトル・シーホークス @ ニューヨーク近郊

見所はデンバーのQBペイトン・マニング!
兄弟ともに有名な選手ですが、兄のほうです。
今季、パス獲得ヤードとTDパスでNFL新記録を作り、歴代最多の5度目のリーグMVPに輝いています。

ブロンコスのチアには日本人の西村樹里さんという方がいるそうです。

デンバーはこのブログにコメントを下さるMitsyさんのお住まいのあたりですかね。トランジットでしか行ったことがありませんが、標高1マイル(1600m)の高いところにある街で、デンバーとかボルダーはマラソン選手が高地トレーニングに行くことでも有名だとか。

シアトルは一度だけ行ったことがありますが、本当にコーヒー屋がブロック毎にありました。タリーズ、シアトルズベストコーヒー、スターバックスなどがシアトルで生まれています。周辺にはマイクロソフト、アマゾン、コスコの本社があり、ボーイングの本社も元々あったとか。雨が多いのも有名で、これがちょっと南のサンフランシスコみたいな天気だったら、ニルヴァーナのようなバンドは出てこなかったかもしれません(笑)

シアトルは、2005年シーズンのスーパーボウルで、私の住んでいるピッツバーグのスティーラーズと対戦した相手です。


その時にちょっと周りで流行ったイラストがこれ。

ピッツバーグ対シアトル
(イラスト: オリジナルのソース不明。一応ここから。)

ピッツバーグは鉄鋼の町で知られていたので、屈強そうな感じの人が描かれていて、シアトルの人は雨・コーヒー・マイクロソフトな感じに描かれています。これはちょっとひどいw



当時のスーパーボウルの写真が出てきたので、貼ってみたいと思います。

▼観戦パーティに向かう車?


▼バスまで・・・


▼大学の大教室で観戦会


▼スーパーボウル優勝の瞬間


▼優勝直後、街には大勢の人が


▼暴徒化したファン








▼車がひっくり返ったり、騎馬隊・SWATが出動したり...



スーパーボウル後は、至るところで車がひっくり返されてひどい光景でした。


デンバー・シアトル在住の方は、プチ暴動に注意!
学生街、繁華街には路駐しないことをお勧めします!



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