2013/09/25

足切りは参加資格タイムマイナス1分38秒:公平?不公平?白熱のボストンマラソン2014エントリー合戦

2014年のボストンマラソンですが、本日エントリー結果が発表されたようです。毎年レベルが上がっており、参加資格タイム(BQ)を満たしても足切りにあった人が3,000人いたそうです。

今後ボストンを目指される方の参考のため、枠の埋まり具合などまとめておきます。

2014年のボストンマラソンの参加定員は36,000人。

36,000人の内訳は、
  • 22,000人:一般枠
  • 4,700人:2013年参加者で爆弾テロの影響でDNFだった人用
  • 9,300人:その他枠(エリート・パートナー招待・チャリティ・国際ツアーなど)

私が狙っていたのは一般枠。前にも書きましたが、BQを上回れば上回るだけ速く登録できるローリングエントリー制で、埋まり方は次の通り。
  • 9/9~11: BQより20分以上 → 4,500人
  • 9/11~13: BQより10分以上 → 6,800人
  • 9/13~16: BQより5分以上 → 5,700人
  • 9/15: 私のレース日。BQ取れれば翌日エントリー可。
  • 9/16~20: BQ以上 → 5,000人の枠に8,000人が応募
  • それ以降の追加募集 → なし

4,500 + 6,800 + 5,700 + 5,000 = 22,000人です。

私は最後の5,000人の枠を目指していたのですが、今回は参加資格タイムを少なくとも1分38秒上回るタイムで申請しないと足切りにあったようで、8000人中3000人が切られたとのこと。

私の性別・年代グループだとBQは3時間5分なので、1分38秒引いて、3時間3分22秒(きびし~!)。

ということは、仮に万が一、エリーマラソンの前半ハーフ1時間32分14秒を後半も維持できたとしても、3時間4分28秒なので、エントリーは弾かれていました…。

先着や抽選でなく、速い人ほど有利になる、ある意味フェアな仕組みではありますが…。

ボストンマラソン、恐るべし!


エントリー合戦は年々激しさを増しています。エントリーペースは前回(2013年向けの2012年のエントリー)より速く、追加募集前に枠がなくなりました。前回は枠が余って、BQ持ちの人を対象に先着2500人分の追加募集があったそうです。その前は今回同様追加募集なしだったそうですが、BQは今より5分も遅かったとか。


「その他枠」とこの記事で呼んでいる枠の人は、BQを満たさなくても参加できる人です。今回はチャリティ枠が5000人ほど。あとは海外ツアーからの参加者と、パートナー(大会運営、スポンサー、ベンダー、権利者、コンサルタント、市当局関係者、地元ランニングクラブ、マーケティング)関係者かその人たちが招待した人(boston.comwikipedia)。一部に不公平感だと思う人がいるからか、チャリティ枠以外は詳しいことはあまり公開されていません。

チャリティ枠は、いろいろな慈善団体から1つ選んで、そこに自分や同僚・友人の寄付を一定額以上集めることで、走りながら社会貢献できるという制度。「タイムのためではなくチャリティのため」に走るので、BQを満たさなくても出場可。海外では盛んで、ボストンは毎年12億円以上集めているそうです(詳細)。セレブがチャリティ参加するとすごく集まり、NYCマラソン2003ではラッパー兼プロデューサーのパフ・ダディが2億円以上をファンドレイジングしました(詳細、2ヶ月の準備で初マラソン4:14:54!)。ちなみに東京マラソンでは、増えてきてるとはいえ、2013年で2億2千万円(詳細)なので、もっとこういう文化が根付くといいですね。

国際ツアー枠は、他のレースにも同様のがあるみたいですが、指定代理店経由の海外ツアーで参加できるという制度です。国ごとや代理店ごとに枠があるはずなのですが、枠の大きさや枠内でどうやって優先順位をつけるかなどの基準は謎です。

私は、ボストンのような大会でも、いろんな人(速い人・速かった人・まだ速くない人、チャリティで貢献できる人・しない人、地元・海外)が参加できて然るべきだと思うので、いろいろな枠があるのには賛成です。


2014年の定員36,000人は、例年の27,000人より9,000人多かったそうです。

過去最大のレースは38,000人以上が走った1996年。この時は会場スペースがもっと広かった(現在は学校が建っている)、スタートが正午だった(遅い時間のほうがスタート地点に人を集められる)、セキュリティ上の懸念が少なかった、と現在とは制約が違ったそうです。

なお、来年以降の定員は未定だそうです。

以上、主なソースはランナーズワールドからでした。


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2 件のコメント:

  1. 厳しいですねぇ〜ボストン!自分には益々
    近くて遠い大会ですわ(苦笑)...。

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    1. 厳しいだけに、多くの人が目標にするんでしょうね~。。。
      いつかRioさまもボストンを走る日が・・・!

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