2013/11/01

川内優輝選手の本日の記者会見での発言概要・・・「お金より自由」「(NYCマラソンは)目標6位以上」

本日(ニューヨーク現地時間金曜)、川内優輝選手のNYCマラソン2013直前記者会見が行われました。



市民ランナーであること、頻繁に走ることについて質問が集中しています。

以下、通訳を通した英語でのインタビュー発言から、印象に残った発言を拙訳にてご紹介します(一部敬称略)。

「スポンサーをつけてプロ選手として走ったほうがお金が稼げるのでは」という質問の流れで・・・
So I'm happy with my freedom, and also I want to run with my freedom more than money.
(訳:僕はお金より、自由に走れるほうが幸せなんです。

日曜のNYCマラソンでの目標を聞かれて・・・
In Chicago marathon, Japanese men got seventh. So I want to be higher than them, possibly sixth or higher. And also I did peak for this race.
(訳:先日のシカゴでは日本人が7位に入ったので、6位より上に入りたいです。このレースのために調整してきました。)

その後、メルボルンマラソン(10/13, 2:11:40で2位)から余り経ってないですが、あなたにとって調整とは?という質問を突っ込まれています(笑) 10/20には高島平・日刊スポーツロードレース大会にて20キロを59:17で走ったとも発言しており、普通の選手では考えられないピーキング方法ですよね。これらはあくまでNYCマラソンに向けたトレーニングという位置付けだったそうです。

今回出場のメブやケベデを意識している理由について聞かれ・・・
Nakamoto is a Japanese guy. He was fifth in London, and then Meb was fourth. Also, Kebede -- in Moscow, Nakamoto also lost to Kebede. So I kind of wanted revenge for him.
(訳:ロンドンでメブは4位、中本健太郎選手は5位でした。モスクワでは中本はケベデに破れています。だから、中本のためにリベンジしたいんです。)
ライバルの一人と言われる中本選手のためのカタキ討ち・・・。かっこいいですね!

今年2月の別府大分毎日マラソンでの中本とのデッドヒートは熱かったですね。この時は川内が大会記録で1位、中本は2位でした。一方8月の世界陸上では中本が日本人首位の5位入賞を果たし、川内は18位でした。2人の直接対決は2011年世界陸上に遡り、そこでも中本に軍配が上がっています。


また、NYCマラソンのコースについて聞かれ・・・
I had heard the course has ups and downs, but I didn't feel like it. Yesterday I ran 25 kilos.
(訳:アップダウンのあるコースとは聞いていましたが、そこまでとは思いませんでした、昨日25キロ走ってみた感じでは。)


会見では他にも、「6才から走り始めて今まで330レース走ってきたので、1000レースは走りたい」というような発言も出ています。また、日本での市民ランナーに対する「Kawauchi effect」(川内効果)や、そっくりさんの存在についても触れています。


ソースは以下PDFファイル。会見の全文が公開されています(英語)。
http://www.nyrr.org/sites/default/files/Transcript_Kawauchi.pdf



川内選手、6位以上行けるといいですね!

「ケベデよ、このパンチは中本の分だ!」・・・と言っていたかは定かではありません(笑)



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2 件のコメント:

  1. 川内選手カッコいいじゃないですか!
    さぁ〜スーパー素人ランナーの自分も
    がんばりまーす。

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    1. ついに、ついに・・・・ですね!!
      私もNYCいつか出てみたいです。
      全力が尽くせるよう、願ってます。
      いってらっしゃいませ!

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