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2014/06/03

誰でも受けられる!ダニエルズ氏のオンラインコーチサイト

ジャック・ダニエルズ氏作成の練習メニューを個々に合わせて提供するオンラインコーチングサービスをご存知ですか。

Run S.M.A.R.T. Project社が提供する「カスタムトレーニングプラン」です。
有料で、しかも英語での読み書きができないとダメですが、世界中どこからでも受けられるのはダニエルズさんファンには朗報かもしれません。

距離は800m~フル、練習期間は8週間~24週間です。

今(6月)からだと、秋・冬のレースに向けてちょうどいいぐらいかもしれないですね。


提供サービス(公式サイトより翻訳)

  • 伝説のコーチ Dr.ジャック・ダニエルズ(とRun SMARTコーチ陣、エリートアスリート)による練習計画
  • あなたの走歴に合わせカスタマイズしたワークアウト
  • ワークアウトごとのペース設定も個別カスタマイズ
  • 成果が出るにつれ、設定ペースを更新
  • 練習ログ管理ソフト「VDOT O2」へのアクセス

プラン/値段例

  • フルマラソン対策のスタンダードプランが24週プランで100ドル・・・Designed By Dr. Jack Daniels, personalized for you
  • 初マラソン完走プランが18週80ドル・・・Jack Daniels’ Finish Your First Marathon
  • サブ2時間30分専用のエリートプランが18週80ドル・・・Jack Daniels’ Elite Marathon

上はあくまで一例で、実際はすごく細かく分かれてます。

「伝説のコーチ」プライスとは思えないほど安いんで、想像するにたぶんプランを作ってもらうだけで、直接ダニエルズさんと話したりはできないんだと思います(当たり前かw)。

同社は他にも、もっと踏み込んだ「プライベートコーチングプラン」も提供。こっちはさらにメール相談(回数無制限)、電話でのレビュー/相談(週一まで)、などがついているそうです。

コーチはダニエルズさんではないのですが、コーチ一覧ページを見ると豪華です。元オリンピック選手や、元全米チャンピオンレベルばかりがコーチ陣に並んでいます(現在全部で10人ほど)。

こちらの値段は3ヶ月コースが月間$150、6ヶ月コースが月間$140、12ヶ月コースが月間$130。


VDOT O2 

コーチとの練習記録・練習計画の共有は、同Run SMART Project が開発した VDOT O2 というウェブアプリを使って行います。下のようなカレンダー形式の練習計画・ログ管理+SNSのようなサイトです。今はまだ開発中のβ版なので、βユーザーから招待された人と、上の有料プランの会員だけしかサインアップできません。

VDOT O2
▲VDOT O2(β版)。右上に出てるのはVDOT値です。


実はRun SMART Projectの人がこのブログのダニエルズさん記事を読んでくれたようでお誘いがあり、私も去年からβユーザーで試用しています。

もしVDOT O2を使ってみたいという方がいたら10人までご招待できるようなので、scr.desu AT gmail.com までご連絡ください。


ダニエルズ計算機

そうそう、ダニエルズ式ランニング用計算ツールの使い方の記事、いろんなサイトで紹介していただいてるようなので、ちょっと更新しました。新しい画面デザインに対応してます。

Before:

After:
ダニエルズ式ランニング計算機
落書きみたいだった説明書きも、ちゃんとした画像になりましたw

このツールですが、Run SMART社の中の人に聞いたら現在多言語対応を検討中だそうです。日本語化されたらまた更新したいと思います。


まだ使ったことが無い方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょう?
VDOT表いらずで簡単にぱぱっとレースペース換算や練習ペース計算ができるので便利です。

活用方法は、上の記事を紹介してくださった方々の記事もぜひご参考に・・・。

※漏れがあったらすみません。他にもSNSで多数広めていただいた模様。使い方記事が少しでも参考になったなら、幸いです。


ジャック・ダニエルズ氏とは?

著書「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」が有名で、アマゾンページの「最も参考になったカスタマーレビュー」(by 植田さん)から引用すると・・・
ロンドンオリンピックの陸上競技長距離種目で金メダル2個のモハメド・ファラーや10000m銀メダルのゲーレン・ラップはこの理論に基づいてトレーニングを行っているそうです。アフリカ勢が長く上位を独占してきた長距離種目ですが、この理論が浸透してから、アメリカでは長距離選手が次々と誕生し、成果を上げています。日本でも高岡寿成さん(マラソン日本記録保持者)が紹介し、一気に広まりました。個々のトレーニング内容の解説が具体的で、メニューを多く例示しているので、多くの中長距離選手、市民ランナーのバイブルになるのではないでしょうか。
元オリンピック選手で、運動生理学の博士号を持つ研究者でもあり、ランナーズワールド誌から「世界のベストコーチ」に選出されたコーチでもあります。



▲写真:現役時代のダニエルズさん

ダニエルズ氏出没情報

今年8月までは以下のレースに出没するそうなので、行く予定のある方は生ダニエルズさんが見られるかも?!




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2014/02/19

週末の大会に向け、目標タイムを決めてみるの巻

今週末はまともな気温になりそうで、レース日和になりそうです!

目標タイムどうしよう…。
最後のレースは11月だし、タイムトライアルもしてないし、現在の走力がよくわかりません(TдT)

参考に、今までの自己ベストはこんな感じ。

距離
タイム
VDOT
詳細
42.2km
3:14:45
49.6
30km
(2:13:31)
49.9
21.1km
(1:31:46)
49.8(2013年8月土トラック練)
16.1km
1:07:30
50.9
10km
40:43
50.9
5km
19:03
52.72013年10月レース
(2013年8月 トラックTT19:01)

※タイムはネットタイム(参考:グロスタイムの弊害とネットタイム重視への流れ)。
※VDOT の計算は ダニエルズ式ランニング用計算ツール。


VDOTで比べると5Kが一番高くて、距離が伸びるほど落ちてるんで、スタミナ型というよりスピード型っぽいですね。

最近の練習は、一応VDOT 52.7 + 1 = 53.7設定にしていました。
(参考:VDOT++…練習強度をいつ上げるか?○○でしょ!)

VDOT53.7の対応ペースは、

  • Eペース: 4:50-5:08/km(ジョグ)
  • Mペース: 4:15/km(マラソンレースペース)
  • Tペース: 4:01/km(閾値走)
  • Iペース: 3:41/km(インターバル)
  • Rペース: 3:26/km(レペティション)

です。

しかし、トラックがずっと雪で覆われているので、今年になってからは1月に雪上閾値走を1回やったのみ。インターバル走は0回です…。(MペースとRペースの練習は元々やる計画なし)


昔はもっとゆっくりジョグが中心だったんですが、最近のジョグはEペースあたりを目標にしています。全然ブログでは触れてなかったですが、週2~3回走ってます。2月に入ってからの練習は、こんな感じ。

  • 22.0 km @ 4:42/km, 3℃
  • 10.5 km @ 4:39/km, -1℃
  • 11.1 km @ 4:48/km, 0℃
  • 10.8 km @ 5:19/km, -5℃
  • 18.0 km @ 4:46/km, -12℃ ←攣った
  • 11.0 km @ 5:33/km, トレミ
  • 11.3 km @ 4:58/km, -2℃
  • 9.1 km @ 4:44/km, 0℃

一度、ひさびさに練習で攣りました。゚(゚´Д`゚)゚。
22km走の時はもっと速いペースでも余裕があったのに…。
寝不足+寒くて早く疲れたせいかな?
そうそう、この日はアイスバーンが多くて怖かったです。


さて、今回の大会は20マイル=32km。
スピード型の私にはつらいですが、VDOT53ぐらいで行ってみたいと思います。


さて、タイム&ペースはと言うと…?
いでよ、ダニエルズさん~~!


(ダニエルズ式ランニング用計算ツール)

2:16:30。
4:15/km。

速い。
また攣る予感がします…。

イーブンで行くと早く攣ってしまいレースを楽しめない気がするので、苦手だけどネガティブスプリットを目指そうかな…?(・∀・)イイコトイッタ!!



ということで、
前半4:19 後半4:10ぐらいのペースを目標にしてみたいと思います。

ん?11月の10マイルレースのタイムが1:07:30だから、後半1:07:03だとそれより速いことになってしまいますね。

(´ε`;)ウーン…

まあ撃沈覚悟で走ろう。

|彡サッ





|д゚)チラッ

そういえば東京マラソンも今週末ですね。
走られる方、がんばってください!

大会サイトには、エリート選手のプロフィール一覧(PDF)が載ってました。

IAAFがCOURSE RECORDS UNDER THREATという記事を出してましたが、去年出た男子の大会記録が早速塗り替えられるかもしれないとのこと。楽しみですね!
日本人選手にもぜひ頑張ってもらいたいです!

|彡サッ



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2014/01/17

VDOT表もパワーアップ☆「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」第3版発売!

あの本の第3版が、第2版から8年を経て出版されました!
発売前からアマゾンで予約していたのですが、昨日ようやく手元に届きました。

世界で最も著名な陸上コーチの一人である、氏のベストセラーです!


第3版の主な加筆点

  • ランニングにおける10の基本法則
  • 様々なアプローチや練習量による成功事例
  • 週間走行距離だけでなく、ストレス(負荷)の強度による練習記録法
  • レスト(休養)は練習を避けることではなく、練習の一部としての位置づける
  • 男女ごと&さまざまな年齢のランナーの走力を比較できる新VDOT表
  • 初心者からエリートまで幅広い種類のマラソン特化の練習プログラム

おおお!最後2つは特に嬉しい。

男女のタイムの差ってボストン参加資格を参考に、フルマラソン30分差で同じぐらいの実力かな~と思っていましたが、第3版で追加された表にはデータに裏付けられた換算値が載っています。さらに、同様に年代別の相対的な走力比較もできてしまいます。

また、第2版ではハーフとフルマラソンが同じ章でしたが、第3版はフルマラソンの章が独立しており、50ページも割かれています。


第3版目次


  • 第1章:The Ingredients of Success(成功のための要素)
    才能、モチベーション、機会、方向性、そして新規追加の「ランニングの基本法則」
  • 第2章:Training Principles and Running Technique(練習の原理とランニング技術)
    どの練習をするとどういう能力が上がるのかの理論が明確で、特定の練習をする意義がわかります。第2版で読んだときは目からうろこの連続でした。
  • 第3章:Aerobic and Training Profiles(有酸素能力と練習の分析)
    最大酸素摂取量やランニングエコノミーについてなど。男女差が出る原理など。
  • 第4章:Training Runs and Intensities(各練習方法と強度)
    有名なR, I, T, M, Eペースの練習についての説明。
  • 第5章:VDOT Values(VDOT)
    走力換算ができる画期的なVDOTシステムについての詳細。
  • 第6章:Season Training(シーズン内練習計画)
    フェーズごとのトレーニング例など。
  • 第7章:Fitness Training(体力向上練習)
    ウォーキングからストライド走、筋トレまで。
  • 第8章:Altitude Training(高地練習)
    エリート向け高地トレーニング。
  • 第9章:800-Meter Training(800mのための練習)
  • 第10章:1,500 to 2-Mile Training(1500~3200mのための練習)
  • 第11章:5K to 10K Training(5K~10Kのための練習)
  • 第12章:Cross Country Training(クロスカントリーのための練習)
  • 第13章:Half-Marathon Training(ハーフマラソンのための練習)
  • 第14章:Marathon Training(マラソンのための練習)
  • 第15章:Training Breaks and Supplemental Training(休養と補助練習)
    長期休養や怪我から復帰したときの練習、クロストレーニングなど。
全305ページ

とりあえず、ぱっと読みたい人は4、5章だけでも役立つはずです。
もうちょっと時間がある人は1~5章を集中的に読むのがお勧め。


▼左:第2版、右:第3版
「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」第2版と第3版

第3版表紙はJanet Cherobon-Bawcom。


内容を一部紹介


▼新たに追加された性別・年齢別の走力(VDOTレベル)比較の表
VDOTテーブル(性別・年齢別の走力)

私の場合、VDOTは50ちょっとなので、VDOTレベルは10段階中「4」みたいです。

女子のVDOT=44.6と同じぐらいのレベルなんですね。
ハーフマラソンで言うと男女差は10分ちょっとです。

▼年齢も加味したレベル換算表
進化したVDOTテーブル(年齢も加味した走力換算表)

18~38歳男子の私には第2版でも十分だったかもしれませんが、
それ以外の方にはすごく役立つと思います。

18~38歳はひとくくりですが、それ以外は1歳刻みのデータになっており、
範囲はなんと6~58歳!
ランナー人口のほとんどをカバーしていそうですね。

そもそもランニング・フォーミュラって?

そんな方のために、軽く紹介します。
こんな本です。

  • 対象距離:800m~フルマラソン
  • 対象者:初心者からオリンピック選手まで
  • 累計販売数:14万部
  • 著者:ジャック・ダニエルズ。元五輪選手、ランナーズワールド「世界のベストコーチ」選出コーチ、博士(運動生理学)。
  • 某書評:「(ダニエルズ式は)アメリカで最も保守的かつ主流な練習法」


以下引用。
ダニエルズ本がすごいのは、長距離走のパフォーマンスを様々な要素(前エントリーのLT、ランニングエコノミーなど)に分解し、それぞれにあった練習方法を具体的に提案しているところ。つまり、この本があればコーチがいなくても一人で練習できます。
そしてさらに、ある距離のベストタイムがわかると、VDOTという最大酸素摂取量をベースにしたモデルを使って、別の距離のタイムと練習ペースをはじき出せる表を作り出したのも画期的です。


ロンドンオリンピックの陸上競技長距離種目で金メダル2個のモハメド・ファラーや10000m銀メダルのゲーレン・ラップはこの理論に基づいてトレーニングを行っているそうです。アフリカ勢が長く上位を独占してきた長距離種目ですが、この理論が浸透してから、アメリカでは長距離選手が次々と誕生し、成果を上げています。日本でも高岡寿成さん(マラソン日本記録保持者)が紹介し、一気に広まりました。個々のトレーニング内容の解説が具体的で、メニューを多く例示しているので、多くの中長距離選手、市民ランナーのバイブルになるのではないでしょうか。
(引用元:日本語版、アマゾン最も参考になったカスタマーレビュー by 植田さん)



拙ブログ過去記事では、ダニエルズ本で紹介された閾値走とインターバル走についてそれぞれ触れています。また、公式VDOT計算ツールの使い方、ダニエルズさんのコーチングサイトや、練習でVDOTを上げるタイミングについても書きました。


市民ランナーの私の場合、この本をどう練習に取り入れているかというと、

1. レースのベストタイムからVDOTを出す
2. そのVDOTに対応するペースでスピード練(Iペース、Tペース)
3. ジョグもできればEペースになるように走る

と、最近は上のような感じです。
長期的な練習メニューなどはなく行き当たりばったり
なんですが、個々の練習はダニエルズ方式を参考にする感じです。


第3版はまだ英語版のみ


ランニングフォーミュラの日本語版は、まだ第2版の翻訳版しか出ていません。

英語版しかない第3版は、英語の勉強にもなると思いますし、VDOT表だけなら英語力なくても見られます(笑)


ダニエルズさんも序章で書いていますが、個人差があるので万人に対して完璧な理論というのはありません。でも、練習の意味や強度の目安が知りたいランナーには、こういう本はぴったりだと思います。

というわけで、6~58歳で初心者~オリンピックレベルの中長距離のランナー(広いw)の方はぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。




▲日本語版

▲英語第3版

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2013/12/03

目標タイムごとの練習方法と定番ランニング本比較【海外編】

今日はインターバル走。
天気も調子も良く、また飛ばしすぎました…。

ランナーズワールドの記事(英語)によると、「ランニング・バイブル」のリディア-ド式の期分けだとスタミナのベースを十分作ってから最後の仕上げにスピード練を増やすけど、「ランニング・フォーミュラ」のダニエルズ式は逆にスタミナベースを作る期間が短く、スピード練の割合が多いので、オーバートレーニングに気をつけたほうがいいとか。

その著者はオーバートレーニング症候群に苦しんだアスリートで、高校より大学のほうが練習量を増やしてるのに、タイムは落ちる一方だったそうです。で、オーバートレーニングが原因だとわかり、対策をしたところ5Kで17分台だったのが15:40になったとか。

でも私の場合、期分けは適当、練習計画もきまぐれでそんなにきっちりダニエルズ式でできているわけではないので、そこまで心配しなくてもいいのかな?
でも怪我は避けたいので、反省反省…。


世の中にランニング練習法はいろいろありますが、主要な方法をいくつか比較した濃いサイトがあったので、一部ご紹介します。フルマラソンの目標タイムごとに、各方法の適切さを5段階評価しています。


練習方法3:00
以下
3:00
~
4:30
4:30
~
5:30
5:30
以上
ダニエルズ・プランA5530
ダニエルズ・エリート5300
ダニエルズ・完走プラン0110
FIRST5530
ギャロウェイ0255
フィッツィンジャー4300
ハンソン2320
ヒグドン2320
ワイツ0220
(引用元:fellrnr.com - A Comparison of Marathon Training Plans)

この中だと、ダニエルズ式、FIRSTはスピード練の割合が多いそうです。対極はゆっくり走るギャロウェイ、ワイツ。

サブ3市民ランナーの方が個人サイトで主観評価した表なので、精度はわかりませんが、私は参考になりました。

各方法の細かい点も捕捉しておきます。ちなみに元サイトにはいい点悪い点など事細かく書いてあります。
  • ダニエルズ方式の詳細は、ジャック・ダニエルズ氏の名著「ランニング・フォーミュラ」(日本語版あり)にて。市民ランナーからサブテン・アスリートまで走力に応じて細かくペース設定できる点、マラソン以外の中長距離にも対応している点などが特徴。最初に紹介した記事には、ダニエルズ式はアメリカで最も保守的かつ主流な練習法だ、とありました。拙記事「ジャック・ダニエルズ氏とランニングフォーミュラとVDOTについての話」も参考にどうぞ。
  • FIRSTはランナーズワールドの出している「Run Less, Run Faster」という本に書かれている練習方法で、ダニエルズ方式をベースに発展させたものだそうです。週3ポイント練(ロング走、テンポ走、インターバル)に週2のクロストレーニングを組み合わせるとか。
  • ギャロウェイ方式はジェフ・ギャロウェイ氏が著書「Marathon: You can do it!」などで提唱。怪我しないようにゆっくり走るのが特徴で、故障歴のある人にも良いとか。ピッツバーグの地元ランニングクラブでもギャロウェイペースのグループがいるので、アメリカではわりとポピュラーかも。著者サイトによると、著書多数で計70万部売れているそうです。拙記事「週3ポイント練メソッド最強説(?)」でも取り上げていますので、よろしければご参照を。
  • フィッツィンジャーはピート・フィッツィンジャー氏とスコット・ダグラス氏の共著「アドバンスト・マラソントレーニング」で、日本でもおなじみ。さらに上を目指す市民ランナー~プロ選手、エビデンス重視の人に向いている本のようです。ちなみにフィッツ氏はフル自己ベスト2:11:43の元五輪選手。ランニング・タイムズのシニアライターも過去に務めており記事多数。当ブログでも2回ほどリンク紹介させていただきました。
  • ハンソン方式はケビン・ハンソン氏による方法。ロング走は16マイル(26km)まで、というルールで練習するのが特徴だとか。詳細はウェブサイトにて(英語)。
  • ヒグドン方式はハル・ ヒグドン氏の著書「Marathon: Ultimate Training Guide」に詳しいが、著者サイトでも一部無料公開されています(英語)。ランナーズワールドでの執筆歴が歴代最長の方だとか。伝統的な練習方法、とあります。
  • ワイツ方式は、元女子フル世界記録保持者、NYCマラソン9回制覇のグレテ・ワイツ氏の「Run your first marathon」によるもの。初マラソンの人向けのシンプルな練習内容だそうです。

私はまだランニング関係の本はダニエルズ本しか持っていません。「Run Less, Run Faster」は表紙だけ広告で見たことがある程度でしたが、かなり気になりました。次に買うならこれかな!?
あとハンソン、ヒグドン、ワイツは寡聞にして知りませんでした。

トレーニング方法に詳しい方、表の数字は感覚とマッチしてますか?
ダニエルズよりフィッツ推しだ( ー`дー´)キリッ、って人はいるかもしれませんね?
eA式とか金哲彦さんの本とか、日本の本/練習方法の比較・評価もどこかにあれば教えて下さいm(__)m。


ちなみに、著者さんの本棚。壮観ですw
ランニングの名著一覧
(写真:fellrnr.com - A Comparison of Marathon Training Plans)

一番左のノックス氏の「Lore of Running」…1000ページ近くあるらしいですが、すごい分厚いですねw
これも名著と聞きます。amazonでなか見!検索してみたら、こんな感じの本でした。

ランナーのバイブル:ノックス「Lore of Running」
※ランニング本です

筋肉の細胞レベルの解説から始まるようですw
生物の教科書かと思いましたw

日本語版は「ランニング事典」という名前で、600ページぐらいだとか。

(ノックス氏に興味がある方は、別の著書Waterloggedについての記事や、セントラルガバナーモデルについての記事も、よければぜひ。)

追記:科学エビデンスに基づいたランニング本を探してる方は、オリンピック級選手を育てるナイキオレゴンプロジェクトの元コーチが2014年に書いた「The Science of Running」がおすすめ。詳しくは「なぜ運動前の静的ストレッチは逆効果なのか?」を御覧ください。


【本日の練習内容】

ひさびさに暖かく、トラックの雪も消えていました。
でもまた急にマイナスになったりするんですけどね(TдT)

VDOTを +1 したので、3:45/kmだったIペースは今回から3:41/kmに。
5 x 1000m @ 3:41/km w/ 3-4分レストジョグの予定が、実際は・・・

3:40 - 3:40 - 3:38 - 3:37 - 3:36 (レスト3:40ぐらい)

ひさびさに天気がいいからって、ちょっと飛ばしすぎ?(; ・`д・´)
まあこのぐらいなら許容範囲かな?

オーバートレーニングには気をつけます。。。

|彡サッ


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2013/11/23

VDOT++…練習強度をいつ上げるか?○○でしょ!

最近は、スピード練を目標週1で入れています。

ダニエルズ式計算ツールによると、5KレースPRから算出したVDOTは52.7で、閾値走は4:05/km、インターバルは3:45/kmの設定ペースが最適のようです。

ダニエルズ式計算ツールで最大酸素摂取量ベースの練習メニューを立てる

しかし、レースを控えてなくて練習がこなせている人は4~6週でVDOT+1相当の負荷アップが丁度いいとダニエルズ本にありました。

じゃあ練習強度をいつ上げるか?・・・今でしょ!というわけで、そろそろVDOT53.7の負荷に上げてみようかと。

閾値走@4:01/kmは大丈夫そう。インターバル@3:41/kmは・・・やってみないとわからないですが、つらそうです(笑)


今月のスピード練

スピード練の時は400mトラックで、基本ターサージールです。
ガーミン画面は「ラップタイム」「ラップ距離」「現在のペース」「ラップペース」に落ち着きました。

■インターバル走1
5 x 1000m
3:45 - 3:44 - 3:44 - 3:44 - 3:34

最後200mはダッシュ。
レストのジョグは5:00/km~6:30/km、平均3分でした。
2℃と寒かったですが、上は半袖+長袖で。


■閾値走
5000m
4:05 - 4:04 - 4:08 - 4:05 - 4:00

気温は7℃。
この時はたしかターサーじゃなくてスニーカーだったような。。。
(関連記事:「虎走・5K・TTするで」はじめてのレースシューズ!)


■インターバル走2
5 x 1000m
3:45 - 3:45 - 3:47 - 3:42 - 3:33

ラストは全体的に速めで。
レストのジョグは5:00/km~6:00/km、平均3:10。

また2℃と寒かったです┐(´∀`)┌ヤレヤレ
↑別にこれぐらいの気温なら走りやすいんでいいんですけどねw

ちなみに明日の最高気温はマイナス3度・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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2013/10/29

閾値走でありがちな失敗例

今日は閾値走。設定ペース(Tペース)は4:05/kmです。

閾値走はテンポ走でやる場合、20分@Tペースが基本のようですが、どうなるでしょうか・・・?!

トラックで走った結果・・・

4:01
3:59
4:04
3:58
3:59
4:04
3:55

おお、きまぐれで7km、28分@4:00/kmで走れた!

そんなわけで意気揚々とブログを書こうと思ったところ・・・

( ゚д゚)ハッ!

何か悪い予感が。



飛ばし読みばかりしてきたダニエルズ本の、閾値走の部分を改めて読んでみると・・・

Please remember not to run faster than the prescribed T pace when doing tempo and cruise-interval workouts.
(訳:設定したTペースより速く走らないこと!)

ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!


ダニエルズさんによれば、Tペースはオーバートレーニングを防ぎつつ効果的に持久力を上げられる最適なペース。

走力が上がったかどうか判定する基準として、レベルの高い練習がこなせた時はNGだそうです。定期的に同じ練習をして楽に感じるようになった時に初めて走力が上がったと思って良いそう。似て見えるけど全然違うんですね。

「練習で過去の自分や他人と競争するのは本末転倒」「良い記録を目指すのは、練習でなくレースで」ということなんでしょうね。誰が最初に言ったのかわかりませんが、英語で有名な諺?にも「train to race, not race to train」というのがあります。

それと「継続は力なり」ということですかね。ダニエルズさんのいう「consistency」(一貫性)の重要性もちょっとわかってきたような。



(´・ェノ|柱|。。。

うーん、でも練習は毎回行きあたりばったりで、
練習計画も細かく立てたことないし、
定期的に同じメニューをするのは性に合ってないな…
インターバルも調子良かったし、怪我の兆候ゼロだし、
そろそろ負荷上げるか・・・


( ゚д゚)ハッ!


( `д`⊂彡☆))Д´) パーン  ←SCR



|出口| λ............トボトボ



P.S. ちなみにレースを控えていない人は、4~6週でVDOT+1相当の負荷アップが丁度いいそうです。


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2013/10/27

ダニエルズ式インターバル走について

「今までスピード練習を避けてきた理由」で書いたとおり、今後はスピードも強化してみようと思い、ひさびさのインターバル走に挑戦してみました。念のため、インターバル走とは、速く走ったり休んだりを繰り返すハードなことで知られる練習です。

練習メモを見たら、2010年に8 x 400m @ 1:40/400m (レスト不明、タイムの根拠不明)、そして今年春に10 x 800m @ 3:26/800m (レスト3:26、Yasso 800s)をやっていました。

3回目となる今回のインターバルは、ダニエルズ式V̇O2maxインターバル。

ダニエルズ式V̇O2maxインターバル走とは?

インターバル走はいろいろ効果があるようですが、ダニエルズさんのは最大酸素摂取量増加をメインとしているのが特徴です。

ダニエルズ理論ではインターバルの設定ペースはIペースと呼ばれています。サブ4の走力の人で4:46/km、サブ3.5は4:13/km、サブ3は3:40/kmほど。これはTペースより速いペースです。

強度としては、最大心拍数の98-100%。これは最大酸素摂取量を増やすのに効果的な強度です。Iペースは非常に負荷が高いので、レース時には12分ほどしか維持できないようなペースです。この強度を長い時間かけ続けるため、途中にレスト(ジョギング)を挟むインターバルという形式で行うのです。レストの長さは走っている時間と同じぐらいが良いでしょう。最適なインターバルは3~5分です。ダニエルズ理論の場合、他の練習法と違い、このペースで5分を越えて走ってはいけません(訳注:疲労のため効率が落ちるので)。
負荷が高いので、Iペースで走っていいのは週間走行距離の8%までです。
(引用元:ウィキペディア英語版 - Jack_Daniels)


ポイントは、酸素摂取量が最大になる時間をできるだけ取れるようにすること。

インターバル走における酸素摂取量の比較グラフ
Jack Daniels. "Daniels' Running Formula" 2nd ed. p.125, Fig 8.1-8.2

このグラフは横軸が時間、縦軸が酸素摂取量です。上のグラフが長い距離(1000m前後、5分間)のインターバル、下のグラフが短い距離(400m前後、2分間)のです。点線が最大酸素摂取量で、ここに到達している時間が長くなるように最適な距離、セット数、レスト時間が設計されます。レスト時間を調整することで最大限の効果が期待できるのがわかります。

実際、400mは一般的ではないかもしれません。市民ランナーは、走る時間が3~5分になるように気をつけて、以下の中から選ぶのが良さそうです。
  • 6 x 800 m
  • 5 x 1,000m
  • 4 x 1,200m

もっと詳しい練習方法は、ダニエルズさんの著書ランニング・フォーミュラをご覧ください。拙記事でもランニング・フォーミュラについて紹介しています。


▲日本語版第2版

▲英語版第3版


実際に走ってみた

私の場合、ダニエルズさん計算機によると、5Kのベストから算出したIペースは3:45/km。

最大酸素摂取量(VDOT)ベースのインターバル走のペース設定

走る距離は、慣れてないんで5 x 1,000mにしてみました。
1,000mだと計算が楽なのもいいですね。

ペース3:45/kmなので、走行時間も3:45。レストはそれと同じかそれ以下の時間がいいとのこと。

実際のレストは時間を決めないで200mを適当に歩くかジョグすることにしました。400mトラックだと、2.5周Iペース+0.5周レスト=3周となって、ちょうど同じ場所に帰ってきて1セットになるので都合がいいので( ´∀`)bグッ!


というわけで、いざトラックへ!突然寒くなったようで、金曜朝は気温1度、体感-3度でした。
昨冬以降、ひさびさにタイツとウィンドブレーカーと手袋を着用。

今週末はずっと寒いようです…。暑すぎるのよりは走りやすいですけどね。

instaweather


早速、動画分析で見つかったフォームの課題、前傾姿勢を意識しながら走ってみました!ちょっと違和感ありますが、スピードが出やすかったような?そのあと直立にしたり後傾にしたりすると、違いがさらにわかりました。

さてインターバルの結果はというと・・・

3:41
3:46
3:44
3:40
3:36

レスト時間は1.5~2分でした。

最後の1セットは20mぐらい手前でガーミンがラップを刻んでしまったんで、実際はもう数秒かかってると思います。一応最後の200mぐらいは全力ダッシュしています。

インターバルは、設定より速く走れてしまいました。私の場合、VDOTで比べると5K > 10K > マラソンだし、短い距離のほうが得意なのかもしれません。

肺には刺激が入った感がたっぷりでしたが、脚は張るだけで筋肉痛にはならず。走ってる時は苦しいことは苦しいけど、タイムトライアル/レースの時みたいに途中で走るの止めたくなるぐらいの苦しさではなかったです。ペース設定はもう数秒上げたほうが、効率はいいのかも?


ガーミンを使う時の注意点は、画面カスタマイズ機能でラップ距離か時間を見られるようにしておくことですかね。実は先週インターバルをやろうとして、どれだけ走っているのかわからなくなり、途中で止めてしまいました…。慣れないラップボタンを押したのと、レスト距離を固定しなかったせいですw

時間も取られないでできるポイント練なんで、これからも時々やっていこうと思います(ΦωΦ)フフフ…


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2013/10/10

ダニエルズ式ランニング用計算ツールの紹介

先週末の5Kレースで19:03というタイムが出たので、これを元に今後の練習ペースを調べてみたいと思います。

今回使うのはThe Run SMART Projectが作っているジャック・ダニエルズ氏公認のランニング計算機。

■ジャック・ダニエルズのランニング計算機
http://www.runsmartproject.com/calculator/

携帯の方は上のURLから、PCの方は下に出ている画面からどうぞ(使い方は後述)。



使い方

ブラウザ上から簡単に使えます。英語がわからなくても大丈夫!



手順は3つ。
  1. 青丸1に距離を入れます
    (→私は5Kを選択しました。デフォルト単位はKMでなくマイルなので注意。)
  2. 青丸2に最近の自己ベストタイムをいれます
    (→私の場合19:03を入力)
  3. あとは青丸3のボタンをポチッと押すだけ!

以上です!

ダニエルズ本の有名な表と違うのは、まずVDOTが52.7と小数点以下も細かく出てきます。

※VDOT=最大酸素摂取量をベースにダニエルズ氏が生み出した「走力」を表す値

※有名なVDOT表を見たい方は、ダニエルズ氏が書いたランナーズワールドのこの記事参照。

ダニエルズって誰?VDOTって何?という方は「ジャック・ダニエルズ氏とランニングフォーミュラとVDOTについての話」もあわせてご覧ください。市民ランナーからトップアスリートまで、幅広い層のランナーがダニエルズ理論で練習しています。


オプションとして、「Advanced Features」と書いた部分をクリックすると、風、気温、標高も簡単にVDOT計算に織り込むことができます。風の強い海沿いを走る人、気温の高い・低いところに住む人、高地トレーニングをする人(←ほとんどいないかw)にも持ってこい( ´∀`)bグッ!


結果は画面下部に出てきていますが、タブが「Race Paces」「Training」「Equivalent」と3種類でています。


Race Pacesタブ

まず、Race Pacesタブ。これは単純に、指定タイムで走った時の距離ごとの平均スプリットです。あのレースは平均してキロあたりどのぐらいのペースだっけ・・・??という計算をするときに便利。

Trainingタブ

次に、Trainingタブ。練習時の最適ペースが調べられます。


Easy, Marathon, Threshold, Interval, Repetitionという行を見ると、それぞれ、Eペース、Mペース、Tペース、Iペース、Rペースがわかります。(ペースはマイル表示とキロ表示(赤線)両方あります。)

例えば「閾値」を上げたい、というときはTペース=04:05/kmの閾値走をすれば良い、というようなことがわかります。

各ペースでの練習の目的・効果は、ダニエルズさんの理論によれば次の通り。

  • Eペース:ベース作り、ウォームアップ・クールダウンや回復走にも
    • 心筋が強化される
    • 筋肉への血液供給能力が向上する
    • 筋肉での酸素利用能力が向上する
  • Mペース:マラソンのレースペース経験、初心者がロング走をするときEペースの代わりに
  • Tペース:持久力向上
    • 乳酸性作業閾値が向上し、連続して出来る運動の強度が上がる
  • Iペース:有酸素能力向上
    • 最大酸素摂取量(V̇O2max)が向上する
  • Rペース:スピードと経済性向上
    • スピード(ストライド距離・ピッチ数)が速くなる
    • ランニングエコノミー(距離・体重当たりの酸素消費量)が向上し、「燃費」が良くなる

箇条書きの入れ子になっている部分は主な具体的効果です。
主な、と書いたのは効果がオーバーラップするため。

ダニエルズ式の練習については当ブログ別記事でも詳しく解説しています。



さらに詳しい練習方法、頻度、細かい注意点などは、ダニエルズさんの本をご参考に。
追記:英語版のほうは、2014年に第3版が出ました。第2版から8年ぶりです。


▲日本語第2版

▲英語第3版


まだ未確認ですがその日本語訳版が追って出ると思うので、買う予定の人はその発売時期を見てどっちを買うべきか決めてもいいかもしれません。

第3版のVDOT表はさらにパワーアップしており、こちらに詳細を書きました。

Equivalentタブ

最後は、Equivalentタブ。


この表は、VDOT換算による他の距離の予想タイムを教えてくれます。当日の気温で予想タイムを補正できるのも嬉しいですね。

もちろん人によってスピード型、スタミナ型などいろいろあるので完璧に予想通りには行きませんが、目安として使えます。

<11月26日追記>
ちなみに私の場合、距離別自己ベストでVDOTを比べると、下のようになっています。

(自己紹介と月間走行距離ページより。2013年11月現在。カッコ内の数字は練習での記録。)

秋に走った5K, 10K, 16.1K, フルのレース結果を比べると、5Kが得意(VDOTが高い)で、フルマラソンだとVDOTが低いとということがわかります。

ということは、スピード型なんでしょうか?まだマラソンの脚ができてないんでしょうか?まだまだ長距離用に改善しないといけない点がたくさんあるようです。っていうかフルマラソン対策練習ばかりしてきたはずなのですが・・・。

といっても基本ゆっくりゆっくり、Eペースすら速すぎると感じるぐらいスピードで長距離を走ってただけですが。ルミオカンさんか誰かが書かれていたと思いますが、Eペースって全然Easyなペースじゃないですよねw

偉そうに書いてきましたが、今まで「ダニエルズ式練習をするぞ( ー`дー´)キリッ!」と思って走った練習はTペース走数回のみ・・・。これからはもっとまじめにやりますw


ということで、以上、ダニエルズ式ランニング計算機の使い方でした。


役立ちそう!と思った方は、ブックマークに入れてみてはいかがでしょう。

■ジャック・ダニエルズのランニング計算機
http://www.runsmartproject.com/calculator/


<追記>
作者さんからツイッターで連絡が!たぶん多くの方がリンクから飛んだのですね( ´∀`)bグッ!





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2013/08/09

ダニエルズの「コーチング」フォーミュラ

ジャック・ダニエルズ氏の講演

前回のエントリーでジャック・ダニエルズさんと「ランニング・フォーミュラ」を取り上げましたが、Youtubeにあった彼の講演動画から、面白かったスライドを紹介します。

オリンピック選手を何人も育ててきた、ダニエルズさんのコーチング手法の基本をまとめたものです。誰かをコーチするんじゃなくて、自分自身のセルフコーチングにも役立つ点があると思いますよ((o(´∀`)o))フレーフレー

ジャック・ダニエルズ「コーチングの基本」

(青字がスライドから、黒字は補足)
  • ランナーは皆違うので個人個人として見る
    この重要さは特に強調してました。スポーツ科学・トレーニング理論はランナーの平均を扱っており、当然個人差がある。全員に同じような練習が必要なわけではなく、また同じ練習で同じように強くなるわけではない。
  • 誰にでも調子の良い日と悪い日がある
    タイムトライアルやレースで伸びてなくても、落ち込まないで・・・。
  • 中期目標と長期目標を両方持つ
    私の場合は、マラソン1ヶ月前、2ヶ月前の目標と、レース目標を設定してます。更に長い目で見るとボストンでサブスリーかな?
  • まぐれでいいパフォーマンスが出ることはない
    偶然いい結果は出ないが、偶然悪い結果が出ることはある。
  • いつでも頼られるようにしておく
    セルフコーチならいつでもですねw 他人へのコーチは、最近はメールコーチングとかで遠隔地でもコーチングできるようになってきてますね、いいか悪いかは別として。
  • ほとんどのレースの失敗は序盤に起きる
    私はレース経験が浅いのでよくわかりませんが、序盤のオーバーペースはよく体験してますw
  • 可能なときは、なるべく誰かと一緒に走る
    私は今までほとんど一人でしたね・・・。グループじゃないとこなせないようなポイント練を滅多にしてないってのもありますが。いつも一人でモチベーションを保つのが大変な人は、ブログを書いて、みんなに応援してもらうのも手ですよ~。
  • 休養とは、トレーニングの一部であり、サボりではない
    そう、こうしてランオフしてブログを書くのも、トレーニングの一貫なのです( ー`дー´)キリッ
  • すべての練習は、なぜそのメニューをやるのか目的を言えるように
    初心者のうちは毎回何も考えずジョギングしてるだけでも速くなりそうですけど、伸びしろがなくなってきて殻を破りたいときは特に重要なんでしょうね。「持久力がないからLT走をする」「今後強度の高い練習をするためのLSD」、みたいな感じでしょうか。
  • アドバイスはいつもポジティブに
    アメリカは学校でも会社でも、褒めて伸ばすタイプの指導法が多いですね、いいか悪いかは別として。「才能ないなら辞めちまえ」とか、言いませんw
  • 怪我や病気のときは練習しないこと
    私は調子悪かったら余裕で休みますので、この点問題ありません( ー`дー´)キリッ > ダニエルズ氏
  • 良質の食べ物と睡眠を心がけること
    そういえば、体づくりのスペシャリスト・ボディビルダーのトレーニング方法を見ると、練習と同じくらい栄養と休養に神経を尖らせてますね~。マッスル北村の食事とかすごすぎますw
  • 練習は常に報われる
    ダニエルズさんいわく、練習は楽しくあるべきだが、いつも楽しいとは限らない。ただし、常に報われるよ、とのこと。
  • 一貫した練習が成功の鍵
    一度だけすごいメニューをこなせたからといって安心するのではなく、継続的にこなすことが重要だとか。(;・∀・)ギクッ
  • 今目の前にあるタスクに集中せよ
    ランニングだけでなくいろいろなことに当てはまりそう。
  • パフォーマンスの向上具合は人によって違う
    早熟な人もいれば遅咲き(例:川内選手)の人もいます。
  • アスリートを、一人の人間として接せよ
    指導者だからといって偉そうにするな、ってことでしょうね。アスリートの場合は怪我のリスクや競技人生そのものをコーチに託すわけで、信頼関係は重要ですもんね。

人生全般にも役立ちそうな教訓もいくつかありますね!

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2013/08/07

ジャック・ダニエルズ氏とランニングフォーミュラとVDOTについての話

自分が練習方法を決める際、ただの素人市民ランナーでコーチもいないわけで、いろいろな本などに載っている練習方法に頼らざるを得ません。

ブログ村のランナーブログを見ていると、いろんな人が参考にしている名著そうな本がいくつかありますね。「リディアードのランニング・バイブル」「アドバンスト・マラソントレーニング」「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」、最近の和書だと「eA式 マラソン走力UPトレーニング」などですかね・・・?

今回は私が唯一持っているランニング関係の本、「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」について、そしてその前に著者のダニエルズ氏について、おまけにVDOT理論についても書きたいと思います。

ジャック・ダニエルズ氏

まず、ジャック・ダニエルズさんがどんな人かというと・・・
  • 米サンフランシスコ出身、80歳
  • 大学時代は水泳選手。軍隊に入り、ランニング、トライアスロンへと興味を広げる。
  • 近代五種競技(射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニング)という種目でオリンピックに出場、銀・銅メダルを獲得
  • スウェーデンでスポーツ医学の父、Per-Olof Åstrand氏に従事
  • ウィスコンシン大学マディソン校で運動生理学の博士号取得
  • 水泳コーチを経て、陸上中長距離走コーチになり、科学的トレーニングでオリンピッククラスの数多くの名選手を育てる
  • ランナーズワールド誌から「世界のベストコーチ」に選出された他、多数の受賞歴
  • 中長距離練習の名著「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」の著者
・・・。元オリンピック選手でコーチで学者。マルチタレントすぎる(笑)


Youtubeでも動画をいくつか見ましたが、ダニエルズ氏の書き方・話し方は理論立っていてすごく研究者っぽいです。

講演をするジャックダニエルズ氏

そしてQ&Aでの返しや頭の回転も速く、面白いです。著書も学術書みたいな書かれ方をしています。

ダニエルズのランニングフォーミュラ

冒頭のとおり、私が持ってるランニング関係の本はランニング・フォーミュラのみ( ー`дー´)キリッ


単に他の本をまだ入手してないだけですが・・・(笑)

※英語版を検討してる方は、第2版から8年ぶりに第3版が出るので、今年の12月末まで待ってもいいかもしれません。私は知らずに第2版買っちゃいました…(涙)


▲日本語版第2版

▲英語版第3版


ダニエルズ本がすごいのは、長距離走のパフォーマンスを様々な要素(前エントリーのLT、ランニングエコノミーなど)に分解し、それぞれにあった練習方法を具体的に提案しているところ。つまり、この本があればコーチがいなくても一人で練習できます。

そしてさらに、ある距離のベストタイムがわかると、VDOTという最大酸素摂取量をベースにしたモデルを使って、別の距離のタイムと練習ペースをはじき出せる表を作り出したのも画期的です。


追記:例えば下の画像のように、5Kレースの自己ベストが19:03だったとき、持久力を高めるには閾値走を4:05で、最大酸素摂取量を増やすにはインターバルを3:45でやれば効果が最適になる、というようなことがわかります。

ジャックダニエルズ氏のランニング計算機

詳しくは別記事「ダニエルズ式ランニング用計算ツールの紹介」をご覧ください。



ランニング・フォーミュラの注意点は、レベルの高いアスリート向けな気がするので、全部まるごと練習メニューを導入するのは大変だと思います(一応対象は初心者からオリンピック選手までということになっています)。講演動画見て思いましたが、かなりの効率主義者の方のようなので、LSDのような練習も入っていません。また活字が苦手な方は、ボリュームもあって読むのが大変かもしれません。

ただ、トレーニング理論だけでなく、ダニエルズさんの競技に対する哲学的な部分を知ると、この人がなぜ素晴らしいコーチだと認められているか理解でき、それだけでも本を買う価値があると思います。追記:ダニエルズの「コーチング」フォーミュラという記事を書きました。

陸上部レベルのアスリートはもちろん、まだランニング本を持っていないような方にもお勧めの一冊です。特に、科学的エビデンスに裏付けされた、「各練習の意味」を考えながら練習したい人に最適。

最後に、アマゾンページよりこの本の「最も参考になったカスタマーレビュー」(by 植田さん)を引用します:
ロンドンオリンピックの陸上競技長距離種目で金メダル2個のモハメド・ファラーや10000m銀メダルのゲーレン・ラップはこの理論に基づいてトレーニングを行っているそうです。アフリカ勢が長く上位を独占してきた長距離種目ですが、この理論が浸透してから、アメリカでは長距離選手が次々と誕生し、成果を上げています。日本でも高岡寿成さん(マラソン日本記録保持者)が紹介し、一気に広まりました。個々のトレーニング内容の解説が具体的で、メニューを多く例示しているので、多くの中長距離選手、市民ランナーのバイブルになるのではないでしょうか。
(※上記のファラーは世界陸上2013で5000mと10000mの2冠に輝きました。詳しくは別記事「モハメド・ファラーが世界陸上2冠!練習?シューズ?強さの秘密とは・・・?」にまとめています。)


理系のため(?)のVDOT理論講座

ダニエルズ氏の有名な表などは、VDOT理論に基づいています。

VDOTとは最大酸素摂取量をベースにした走力のインデックス値。

講演動画や本やこのブログ(英語)によると、元NASAの物理学者ジミー・ギルバート氏との共同研究によって生まれたデータドリブンな理論だそうです。ギルバート氏は、プロフィールによればアポロ計画でスペースシャトル搭載コンピュータの開発に携わったすごい人。NASAのロケットサイエンティストがVDOT表に関わっていたとは知りませんでした。

2人の研究成果は1979年に「Oxygen Power: Performance Tables for Distance Runners」という題名で出版されたそうで、このブログ(英語)に一部が載っています。

VDOTの理論的背景:Oxygen Power: Performance Tables for Distance RunnersVDOTの理論的背景:Oxygen Power: Performance Tables for Distance Runners


大勢のランナーからの走力データを回帰分析して求めた式のようで、精度が高いと言われているのもうなずけます。

具体的な式は上のだと見にくいので、下にもうちょっと見やすく打ち直しました。

VDOT算出式

重要な式なので、暗記しておきましょう。
(…嘘ですw VDOT調べは、表かツールを使ったほうが早いです)

【解説】
VDOTは、自己ベストを出したときの距離とタイムの関数です。
距離 d はメートル、タイム t は分で表します。

最初の式でレースでの平均スピード(分速)が求まります。
2番目の式でVO2を推定し、
3番目の式でVO2とVO2maxの割合を計算します(e は自然対数の底)。
最後に、2番めと3番目の式よりVDOTを算出します。

(※厳密に表記するとVの上にドットがついてV̇のようになります。時間あたりの摂取量なので、微分のニュートン記法によりこうなります。VDOTの名前の由来もここから。)

例えば、例えば5000mが20分なら、


というような結果になります。

この走力モデルを使うことで、VDOTが同じになるような別の距離とタイムがわかり、タイム予測ができます。

もっと詳しい解説は、ダニエルズさん直々の講演動画(Youtube)をどうぞ。
VDOT(最大酸素摂取量)の計算方法について講義するダニエルズ氏



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* * * * * * * *



今朝はGさんと20km走。Gさんはずっと前にこのブログに登場しましたが、地元ランニングクラブの練習会に誘っていただいた方です。長旅から帰って来られたので、今後何度かマラソン練習をご一緒できそうです!Gさん、練習ご協力ありがとうございました。




さて、陸上部出身のGさんに現役時代の練習方法など聞いてみましたが、陸上部の練習はやっぱり激しいですね(-_-;)



【走行距離】本日19.47km、月間74.7km
【エリーマラソンまで】38日
あらすじ5/5のピッツバーグマラソンで自己ベスト3:34で無事完走した私SCR。ある日、9/15のエリー湖マラソンで、サブ3:05を目指す流れに。いくらなんでも無茶だと思いつつ、サブ目標として2ヶ月前に30km@4:45/km(結果)、1ヶ月前に30km@4:30/kmをこなせたら…という条件を設定。現在一日置きポイント練でPR30分短縮に挑戦すべく練習中。また、今まで運動靴で走っていたことも判明し、本格的なランニングシューズを探し中。一体どうなることやら…?!
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2013/08/06

持久力系スポーツの「閾値」と「閾値走」について

さて、42.2kmペース走の後、1日ランオフを挟んでの練習日。今日は閾値走(LT走)です。

ランナーのみなさんにはおなじみなのかもしれませんが、身近な人からこのブログは何が書いてあるのがたまに意味がわからないと言われたので、調べながらまとめてみます。

一言で言うと、ダニエルズ理論での閾値走とは、持久力アップに最適になるよう設計された練習方法です。ダニエルズ氏いわく、長距離ランナーが行えるもっとも生産的な練習の一つだそうです。

例えば、私の場合だと、閾値走とは基本的に4:08/km(=Tペース、8月時点の走力から算出)で20分走る練習となります。

閾値とは?

閾値の読み方は「しきいち」・・・だけだと思っていたんですが「いきち」とも呼ぶそうです。英語ではthreshold。追記:こちらも参考に → Togetter:「閾値」をどう読むか?

一般にある入力値まではOFF、ところがその値を超えると突然ONになるような仕組みがあるとき、その分岐点となる値のことを閾値といいます。理系の方は、脳のシナプスや機械学習のニューラルネットワークの発火、電子回路のA/D変換などでお馴染みかもしれません。

ではランニングにおける閾値とは・・・?負荷がある閾値を超えると急に血中乳酸濃度が上がってバテるということで、閾値を上げるためのトレーニングの話がよく出てきます。負荷に対する疲労度が一次関数になっていないのがポイント。

わかりやすく例えてみます。

【車を例にすると・・・】
  • ある車があります。
  • アクセルを踏み込むと、時速100キロを超えたあたりから水温計が急上昇し、ボンネットから煙が出てオーバーヒートでスピードを維持できなくなります。
  • 時速100キロを超えないぐらいのスピードで何度か走っていると、(無茶な設定ですが)性能が上がり、時速110キロで走るまでオーバーヒートしなくなります。同様の訓練を繰り返すと、さらに時速120キロで走っても大丈夫になります。同様の訓練を・・・(略)
  • ※最高速度、燃費、排気量、耐久性などはこれとはまた別の性能です。
【ランニングにおける閾値とは・・・】
  • あるランナーがいます。
  • ある負荷(=ここが閾値)より速く走ると、血中乳酸濃度が急上昇し、バテてスピードを維持できなくなります。
  • 閾値スピードを超えないぐらいの負荷で走る練習(+休養・栄養)を繰り返すと、乳酸への対処能力が向上し、閾値が上がるということが研究からわかっています。
  • ※最高速度、ランニングエコノミー、最大酸素摂取量、筋持久力などはまた別の性能で、それに合った練習が効果的です。

具体的な練習方法

ジャック・ダニエルズ氏の閾値走練習方法は以下の通り。
(ダニエルズ氏って誰という方は、こちらの記事もご覧ください:「ダニエルズ氏とランニングフォーミュラとVDOT」)

強度としては、最大心拍数の88-92%で、乳酸性作業閾値を上げることを目的としています。この強度(Tペース)は、レースでは60分ぐらいまで維持できるようなペースです。ダニエルズ氏はこのペースを「comfortably hard」(心地よいつらさ)とも表現しています。エリートランナーの場合、このペースはハーフマラソンのペースです(訳注:ハーフ60分あたりって相当速いですねw)が、普通のランナーだと10Kのレースペースあたりです。練習効果を最大限にするため、ダニエルズ氏は設定ペース厳守の重要さを説いています。閾値走は、Tペースで最低20分連続で走る「テンポ走」または、Tペースで3~15分間3~10本を走る「クルーズインターバル」(レスト:20~25%)のどちらかで行います。閾値走は負荷が高いので、週間走行距離の高々10%未満になるようにしてください。
(引用元:ウィキペディア英語版 - Jack_Daniels)

その他、閾値走を行う上での注意事項です。
  • 条件:天気良好、足場が良く平らな場所で
  • ウォームアップ:イージーペースでの10分間+ストライド走
  • クールダウン:ジョグ+ストライド走(4~5 x 20~40秒 @ 1マイルレースペース)
(ソース:ダニエルズ氏の書いた閾値走の記事)

※ストライド走とは、スピードワークやレース前によく行われる速いペースの短距離ランのこと(英語記事)

追記:ブログ内別記事「閾値走でありがちな失敗例」も合わせてご覧ください。ダニエルズ氏は口を酸っぱくしてTペース厳守を説明しています。

閾値走の負荷とTペース

「負荷」の閾値といいますが、負荷はスピード、最大心拍数、最大酸素摂取量、バイクならパワーといろいろな方法で数値化できます。ランナーにとってわかりやすいのはスピードですね(ただし体調や天候などによっては、常に同じスピードを負荷の尺度にできるとは限らないのが欠点)。

ダニエルズさんの「ダニエルズ式ランニング用計算ツール」を使うと、5Kやフルマラソンのベストタイムを元に、閾値走に最適なペースを算出できます。このペースはTペースやLTペースと呼ばれています。

Tペースは、サブ3の人が3:59/km、サブ3.5の人が4:35/km、サブ4の人が5:11/kmぐらいです。

私の場合はTペース=4:08/kmが持久力アップに最適のようです。(ダニエルズさんは著書やyoutube動画の中で、「閾値が上がる」ことを「improve endurance/持久力が上がる」と表現しています。)

閾値走のバリエーション

テンポ走のほうは、基本はTペースで20分だそうですが、バリエーションとしては60分まで走ってもいいそうですが、その分ペースを遅くするのが大切だそうです。そして、Tペースより速く走らないことも重要だそうです。

参考までに、20分~60分のTペースをVDOT=45と50(→VDOTの説明)の場合で載せておきます。45がフル3時間半、50が3時間15分ぐらいです。もっと完全な表は、ダニエルズ氏がランナーズワールドに寄稿した閾値走の記事に載っています。

走行時間
(分)
VDOT 45VDOT 50
204:384:15
254:424:18
304:444:21
354:464:22
404:474:24
454:494:25
504:504:26
554:514:27
604:524:29
60
(参考:M-Pace)
4:564:31

クルーズインターバルは、Tペース(20分のときのペース)でのランとゆっくりジョグを繰り返します。一番典型的なメニューは、

5 x 1600m @ Tペース(レスト1分ジョグ)

のようです。

テンポ走とクルーズインターバルでは、後者のほうがレストがある分楽だそうです。ダニエルズ氏は、両者の練習を組み合わせることを薦めています。

閾値のもうちょっと深い話

ランニングにおける閾値は「LT」ともよく言われています。乳酸塩(Lactate)+閾値(Threshold)の頭文字をとったもので、乳酸性作業閾値とも呼ばれているようです。ちょっと概念は違うけど、別名はAT(Anaerobics Threshold; 無酸素性作業閾値)。

LTは、負荷と血中乳酸濃度をグラフにすると可視化できます。

血中乳酸濃度のグラフにLTが出現
(引用元:この論文 via RW)

横軸の負荷(自転車の仕事率)に対して、ある時点を超えると急激に縦軸の血中乳酸濃度の上昇が見られます。左(初心者)と右(トレーニングを積んだ人)のグラフは同じ形です。でも左に比べ、右のほうがLTが高いことがわかります。つまり、トレーニングを積んだ人のほうが持久力があることがわかります。

ランナーならわざわざ自転車に乗ったり血を取らなくても、横軸スピード・縦軸心拍数で同様のグラフになるようです。(ブログ村のルミオカンさんは自分で試して閾値見つけるという良記事を書かれていました。自分も試してみたいです!)

ジャック・ダニエルズ氏のLTについての講義動画
↑LTについてプレゼンするカリスマコーチ、ジャック・ダニエルズ博士(youtube)


余談ですが、血を採らないで皮膚に貼るだけで血中乳酸濃度がリアルタイムに測れるバイオセンサーの論文が先月発表されたそうで、偶然今日reddit経由で見つけました。こういうのが将来フィットネスGPSに搭載されたら、ランニング界にプチ革命が起きそうですね~!


閾値と持久力の研究(2014/3/7追記)

オーストラリアのフリンダース大学に提出されたPhD論文(運動生理学、2010年、PDF)にいいレビューがありました。血中乳酸蓄積量(BLa)が急激に増える境目はいろいろな名前で呼ばれているようです(p27)。
  • AT (Anaerobic Threshold) (Skinner and McLellan 1980)
  • IAT (Stegmann and Kindermann 1982; McLellan and Jacobs 1993; Urhausen et al. 1993a; Beneke 1995; Coen et al. 2003)
  • MLSS (maximal lactate steady-state) (Stegmann and Kindermann 1982; Urhausen et al. 1993a; Beneke 1995). 
  • ventilatory breakpoints (Wasserman and McIlroy 1964; Mickelson and Hagerman 1982; Davis 1985)
  • LT1 (aerobic threshold; ~2 mmol/L)  (LaFontaine et al. 1981; Payne et al. 1996) 
  • LT2 (OBLA, AT; 4 mmol/L) (Kindermann et al. 1979; Sjodin et al. 1982; Heck et al. 1985; Payne et al. 1996) 

LT1、LT2、OBLAと3段階に分けている文献もありましたが、この筆者はオーストラリアのスポーツ科学界の慣習に従ってLT1とLT2(=OBLA)という2段階に分類したようです。いろいろ流派があってややこしいですね。

ボート競技での出力と血中乳酸濃度の関係(Figure 2-1 )を見ると、確かにLT1とLT2で2段階勾配が変化しているところが見られます。

LT1、LT2を血中乳酸濃度のグラフから読み取る

Aerobic Threshold(有酸素性作業閾値)とAnaerobic Threshold(無酸素性作業閾値)って両方イニシャルがATになってしまうので、ややこしいのでLT1、LT2と名づけたんでしょうね。あと、ATは乳酸/換気系の閾値の一般名詞的な使い方もされると書いてありました。

それからLT1, LT2などは閾値が定数になってますが、(Bourdon 2000; Buckley et al. 2003)で指摘されるように個人差があるので注意する必要があるとのことです。


閾値走練習の詳細

もっと詳しい練習方法は、ダニエルズさんの著書ランニング・フォーミュラをご覧ください。拙記事でもランニング・フォーミュラについて紹介しています。


▲日本語版第2版

▲英語版第3版


閾値走、練習してみた

閾値走に最適なペースがわかったので、走ってみました!
まずはトラックまで移動+アップで3kmラン。練習結果は・・・

04 | 4:14
05 | 4:14
06 | 4:08
07 | 4:10
08 | 4:05
09 | 4:01
10 | 4:11
11 | 3:55

平均4:07で8km、30分ちょっと走りました。最後はダッシュしたんですが、これが効いてきれいに設定ペースになってました。偶然ですw

2kmダウンジョグして、計13kmでした。涼しかったので、走りやすかった~。



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【本日のBGM】 Foo Fighters - Wasting Light
【走行距離】本日13.0km、月間55.2km
【エリーマラソンまで】40日
あらすじ5/5のピッツバーグマラソンで自己ベスト3:34で無事完走した私SCR。ある日、9/15のエリー湖マラソンで、サブ3:05を目指す流れに。いくらなんでも無茶だと思いつつ、サブ目標として2ヶ月前に30km@4:45/km(結果)、1ヶ月前に30km@4:30/kmをこなせたら…という条件を設定。現在一日置きポイント練でPR30分短縮に挑戦すべく練習中。また、今まで運動靴で走っていたことも判明し、本格的なランニングシューズを探し中。一体どうなることやら…?!


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